エコアクション21
佐賀大学の環境教育に関する取組み
1、環境教育の推進
活 動 計 画   結 果
 1.オリエンテーションや大学入門科目での環境教育を実施する。  4月~6月各学部で実施
 2.学生ボランティア活動への支援を行う。  学生委員会への支援実
 3.公開講座等の拡充と内容の充実を行う。  環境関連3講座を実施
 4.ホームページへの掲載による活動の公表を行う。  ホームページで公開

  
目標:環境教育の充実  実績:新入生教育実施継続

 EA21 学生委員会の取組として、入学式でエコキャンパスカードを配布しています。また大学入門科目等で、「暮らしの中の環境活動」を使った講習を全新入生必修としています。内容はEA21 概要,佐賀市ゴミ出しの解説です。留学生用に英語版を作成し活用しています。
 教養科目として、佐賀大学版環境キャリア教育プログラムを実施中です。その特徴は、エコ検定等の外部検定の利用による学習の動機付け、事務職員の教育への参加、学内のエネルギー関連データなどの学内資源の活用を特徴としています。
 教員向けの研修は、平成26 年度新採用事務系職員研修、事務系職員リーダー研修でEA21 の概要説明をしています。
 平成25 年度に引き続き平成26 年度も各学部の学生を対象にEA21 に関するアンケート調査を行いました(右グラフ)
 この調査は、学生が入学時に受けた環境教育が、どの程度
浸透して、意識されているかについて確認することです。
今回は前年より4%程度上昇という結果となりました。これは26 年度から始めた学生用メールを利用した情報提供の成果
が表れたものだと思われます。今後も環境教育をどのように広めるか検討し、引き続き調査と教育を実施していきたいと思います。






2、環境キャリア教育プログラム
(産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業)
                         
●環境経営(コース1) 
 コース1では、環境経営の基本概念を理解し、佐賀大学が取り組んでいる「エコアクション21」の活動に主体的に参加することで、環境関連情報を整理する能力を身につけ、佐賀大学や企業の環境保全活動の実態を調査分析してきた。また、企業の環境経営に関する経済的手法や取組への認識• 測定評価• 伝達広報など、環境会計についても学んだ。主な活動は、表計算ソフトの機能を学び、佐賀大学の過去の環境活動のデータを自分で整理し、分析を行った。環境報告書作りにも参画した。夏期休業中には佐賀市清掃工場、エコプラザ(ゴミ減量啓発施設)、リサイクル工場を見学し、作業員との対話を行った。私たちはこのコースを通じて様々なことを学び考えてきた。
 このコースは環境経営について、参加と評価の両方の活動をすることができる素晴らしいコースと思う。特に、環境報告書づくりに参加でき、学生の目線で意見を言えたことは本当に良い機会だった。佐賀大学の環境報告書は非常にわかりやすくまとめられているので是非、多くの人に読んでもらいたいと思う。これからはこのコースで学んだことを活かして環境保全に貢献していきたい。

●環境分析(コース2) 
 コース2は水環境の汚染の状態を知るために測定・分析技術について学ぶコースである。夏期の実習では実際に胴長を履いて水路に入り水生生物を採取して、指標動物を用いた水質評価を行った。また二人一組で班を組み、河川水をバケツに汲みポリビンに採取した。各班4か所、計20 か所を調査し、今回の実験では、COD・硝酸・EC・PH 等を測定した。下の図は夏の佐賀大学周辺における河川水中のEC、COD および硝酸濃度の分布である。結果として硝酸は100%検出されたが、COD の検出率は低かった。特徴的な濃度を示したものとして、J とK の硝酸が明らかに低かった。その原因として、J とK は植物が繁茂しており、硝酸が栄養塩として吸収されたか、生き物が多いということが考えられる。図を見てわかるように、佐賀のクリークは場所によって測定値に大きな差があり、それは周囲の環境に影響されていることが分かった。

●環境管理(コース3)
 コース3 では人が働く環境、作業環境を対象に様々な実習を行った。快適な室内環境を創出・維持することで、病気や怪我を防ぎ、高い作業効率を保つのが狙いである。
 環境改善のための第一歩が作業環境測定で、その対象は人体への有害物質(粉じんや有機溶剤など)である。これらの因子を客観的な数値測定を行うため、まずは単位作業場所を設定する。測定にはA 測定とB 測定の2種類がある。A 測定点は単位作業場所全体を均一に、B 測定点は有害物質の濃度が高くなると考えられる場所を推測選定して設定する。次に測定方法を決める。方法はいくつもあり、コストと測定精度のバランスを考慮する必要がある。データを得た後は、統計的な処理を経て管理区分を決定する。この結果に基づき、作業内容の見直しや設備の改良を重ねていくという一連の流れである。
 講義により上記の内容を学び、実習ではそれを生かして二酸化炭素や粉じんの濃度、照度などを測定し管理区分を導いた。また、佐賀県環境科学検査協会や佐賀大学鍋島キャンパスを訪問し、実際の現場を見学した。
 講義・実習を通して、我々の健康な生活を支えているものが作業環境測定士の方々や日々の会議によって成り立っているということを知ることができた。これは普段意識することのない、学んでみて初めて気づくことであるため、非常に良い経験となった。

●資源循環(コース4)
 資源循環コースでは、一昨年から生ごみ堆肥の製造に取り組んでいる。用いる生ごみは学内の食堂から出され、成熟した堆肥は細菌検査や発芽試験の結果から、良質なものであることが証明されている。生ごみ堆肥は、自治体推奨法•下田代法などが知られており、容器はプラスチック箱• 段ボール箱などが使用される。私たちはこれらの組み合わせにより4つの班に分かれ、月曜日から金曜日に生ごみを1kg、米ぬかを 0.1kg 投入し、切り返しや加水を行い、堆肥温度、pH、加水量の測定を行った。自治体推奨法では仕込み時に用いる腐葉土が未熟だったため開始当初は温度が思うように上がらなかったが、開始 20日目頃に種菌としてはちがめ堆肥を投入すると温度が上昇し始めた。図1はその典型例である。このように、作業工程だけでなく仕込み時の材料も堆肥の善し悪しに影響することがわかった。このコースでは様々な循環を学んできた。この経験を循環型社会の形成に活かして行くことがこれから私たちが行うべきことである。

3.佐賀環境フォーラム
佐賀環境フォーラムの詳細はこちら

4.教職員教育
 新任者研修, リーダー研修 においてEA21の講義を取り入れています。