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廃棄物削減の取組 |
活 動 計 画 |
結 果 |
1.使用済み封筒の再利用を進め、学内便用として繰り返し使用する。
ペーパレス会議、両面印刷等の推進により、コピー用紙の使用量を
削減する。
| 各部局で実施 |
2.廃棄物排出量・コピー用紙購入量を調査・報告し、各部局に廃棄物
排出量・コピー用紙使用量の削減を促す。
缶・ビン、ペットボトルの排出量を調査・報告し、リサイクルを促
す。
資源ごみの排出量を調査・報告し、資源ごみの回収を促す。
| ホームページにて公開 |
廃棄物排出量 目標:2020年度実績を維持 実績:1.1%増 ×
2021 年度の廃棄物排出量(864.7 t)は、2015 年度比では10.7%(83.9 t)増加し、2020 年度比では2.6%(21.7
t)増加しました。これは、数年来実施されてきた建物改修整備に伴う廃棄物の一時的な排出量の増加のほか、機材の更新や不用機材の整理処分により増加したものと考えられます。(図④-1)
2021 年度は、一般廃棄物の排出量が極端に減少し、産業廃棄物の排出量の増加が顕著に見られることから、本来は
一般廃棄物として回収されるはずだった廃棄物が、分別不十分として回収されず産業廃棄物として排出していることが
見えてきました。昨年度同様に、廃棄物分類の徹底を進めていくことにしています。(図④-2)。


資源物排出量(有価物)
2021 年度の資源物排出量(160.5t)は、 2020 年度比で約 23.9% の減少となりました。
資機材の更新などに伴って有価物として排出できる金属類
が、建物改修整備に伴って排出量が多かった 2015 年度以前
に比べると激減しています。
また、紙類の一般廃棄物への混入をなくすために、紙類の
分別を推進しています。今後は、さらに分別の徹底をしてい
く必要があります(図④-3)

コピー用紙購入量 目標:2019年度比1%減 実績:24.1%減 ○
2021 年度のコピー用紙購入量(76.8t)は、2015 年度
比で約 29.1% 減少し、2020 年度比で約 10.5%(7.3t)増
加となりました。
2021 年度は、新型コロナウイルスまん延防止対策の緩和に
より、対面授業・普通勤務が再開されたことに伴い、教材や
会議資料の印刷が増えたことが顕著に表れたものだと考えら
れます。引き続き、裏面再利用・ペーパーレス会議の推進を
行い、コピー用紙の削減に取り組んでいくこととしています
(図④-4)

4.学生の取組み
ぐるりん
1.ぐるりんとは
卒業生などから、不要になった日用品(電化製品・家具・小物など)を回収して、新入学時に新入生や在校生へと無料で
お譲りするリサイクル市「ぐるりんおゆずりマーケット」を開催・運営している学生有志のボランティア団体です。まだ使える
ものを捨てずに、必要としている人へお渡しすることでゴミの量を減らす(リユースする)こと、そして「もったいないが、好き!」
をモットーに「自分たちが楽しみながらボランティアをする」ことを目的として活動しています。
2.活動について
(1)佐賀大学学園祭でのフリーマーケット
秋に行われる学園祭にフリーマーケットの出店を行っています。このフリーマーケットの商品はすべて、大学関係者や大学
近隣のご家庭の不要になった日用雑貨を譲ってもらったもので、それらを格安で販売しています。この催しの売上げは、「ぐ
るりんおゆずりマーケット」の運営費に活用しています。2021年度は、コロナ禍による学園祭中止のため、フリーマーケッ
トは開催できませんでした。
(2)ぐるりんおゆずりマーケット
2021年度は、新型コロナウイルスの蔓延により、おゆずりマーケットを中止せざるを得ませんでした。
例年3月末に開催しており、多くの新入生・在校生が来場して数多くの家具・家電品をリユースしています。来場者には、
抽選券を欲しい家具・家電へ投票してもらい、当選した方にお譲りするという形で運営しています。当日はフリーマーケット
も並行して行っており、台所用品・日用雑貨などの小物の販売を行っています。入場と抽選への参加は無料で、当選した家具・
家電の配送費、回収費、学祭及びおゆずりマーケット当日のフリーマーケットでの収益を、運営費や事務経費として活用して
います。
3.他団体とのかかわり
回収作業やフリーマーケットなどを通して近隣のご家庭の方と交流しています。他にも、佐賀大学のサークル「チャリさが
さいせい」とも毎年連携をとり、おゆずりマーケットの回収時に不要な自転車回収も行っています。県外では、長崎大学にて
我々「ぐるりん」と同じリユースの活動をしている、環境サークル「っじゃすみん」と、毎年夏にお互いの活動をよりよいもの
にするため意見交換活動を踏まえた交流合宿を行っています。また、年間を通して、大学生協、大学付近の物件をお持ちの
大家様方などのご協力の上、活動を行っています。
NPO 法人佐賀学生スーパーネット
1.NPO 法人佐賀学生スーパーネットとは
NPO 法人佐賀学生スーパーネット(以下、スーパーネット)は 2003 年秋頃より大学生協と協力して本庄キャンパス内でペッ
トボトルリサイクル活動を開始しました。 「環境・地域・人に貢献する心」 をスローガンに掲げ、日々活動に取り組んでいます。
主な活動であるペットボトルキャップ回収については本庄キャンパス内だけでなく、新聞社、県内各地の高等学校、スーパー
マーケット、個人の方々からも集めています。集めたキャップを売却して得た利益は生協を通じて「NPO 法人 世界の子ども
にワクチンを(JVC)」へ寄付し、JVC からユニセフを通じて開発途上国へのワクチン代金として寄付する取組となっています。
そのほか、様々な環境イベントへの参加を通じて、メンバー内だけでなく地域の人々の環境意識の向上を図っています。
2.活動について
2021年度も多くの方々からキャップの回収に協力していただき、ワクチン代金として寄付することができました。
一方、環境イベントへの参加としては、コロナ禍の最中で各イベントが中止され、また、学生の課外活動の制限も厳しく思
うように活動できませんでした。
これらの活動は学生ボランティア助成(一般財団法人学生サポートセンター)に採択され、2014 年度には 3 度目の学長
賞を受賞、同年にエコさが基金受賞などの評価を受けています。
3.今後の取組
今後の取組としては、これまで取り組んできたキャップ回収活動の継続、ペットボトルの分別について学生により意識して
もらえるように呼びかけ活動やポスター掲示などを強化していくとともに、環境イベントへの参加もメンバーはもちろん、佐
大生も一緒となって積極的に取り組んでいけるような環境づくりに力を入れていきたいと思っています。
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