2013年11月15日 県立有田窯業大学校統合への基本合意書締結

 11月15日(金)、佐賀県と佐賀大学は有田焼創業400年を機に、県内の陶磁器産業が次の100年にも栄えるような人材、技術、文化などの基盤を強化することにより、地域振興はもとより、県勢発展に資するため、佐賀県立有田窯業大学校、佐賀県窯業技術センター、及び佐賀県立九州陶磁文化館の機能強化について基本合意書を締結しました。
 この合意書に基づき有田窯業大学校を佐賀大学に統合し、有田焼創業400年の2016年に、その機能を組み込んだ新しい学部か学科等を有田キャンパスとして創設するため、実務者ㇾべルの具体的な検討を開始しました。
 佐賀大学には伝統ある美術・工芸課程に窯芸コースがあり、有田キャンパスで技術や技能を学ぶことでより強化され、総合大学としてマーケティングやファインセラミックス、ニューセラミックスも含め、経営系や工学系のカリキュラムを組み込むことで、地域のニーズに合った新たな教育ができると考え、幅広い知識を持つ人材を育成し、陶磁器の国際的拠点の人材育成機能を担う学部または学科の開設を目指します。
 佛淵孝夫学長はすでに成功例である唐津プロジェクトの実績やノウハウから、作陶だけでなく、販売や農との結びつきなども活かすことができるとし、これらの地域との連携事業で地域振興に地方大学としてのミッションを果たし、COC構想に軸足を置いた佐賀大学改革としてアピールしていく考えを語りました。

 

 

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合意書に署名し握手をする古川康佐賀県知事(左)と佛淵学長

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