広報誌「かちがらす」23号

広報誌「かちがらす」23号 page 11/16

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概要:
皆さんは、国際協力と聞いて何を思い浮かべますか?また、それは、難しいことだと思いますか?私は、「国際協力」と聞いて、自分には難しいことのように感じていました。しかし、そうではないことを、NPO法人ヒーリ....

皆さんは、国際協力と聞いて何を思い浮かべますか?また、それは、難しいことだと思いますか?私は、「国際協力」と聞いて、自分には難しいことのように感じていました。しかし、そうではないことを、NPO法人ヒーリングファミリー財団の車いすプロジェクトに参加して思いました。「車いすプロジェクト」とは、日本の使用されなくなった車いすを小学生と磨いて綺麗にし、タイに運ぶというものです。藤崎はH22年6月、河野はH23年6月のプロジェクトに参加しました。車いすプロジェクトは、小学生と協力して行うことで、私たちだけでなく子どもたちにも福祉や国際協力への興味を持たせ、「知りたい」と思ってもらうための取り組みです。私たちは、今後もこの活動への参加を続け、さらに多くのことを知り、また情報発信をし、次につなげていきたいと思っています。私が今回の経験を通して、一番学んだことは「次につなげることの大切さ」でした。一台一台の車椅子を子どもたちと一緒に丁寧に磨き、子どもたちからのメッセージを添えて、タイの方々に手渡しする。その活動を通して、自分も含め、とてもたくさんの子どもが少しでも国際協力に興味を持てたのではないかと思います。今回、私はとても些細な国際協力しかできませんでした。しかし、そんな些細なことでも次につなげることができ、国際協力の意識が子どもたちに芽生えたならうれしい限りです。私が今回の経験を通して、一番学んだことは「相手のことを知りたいと思う気持ちの大切さ」でした。実際にタイに行って、引き取り手のない車いすが多く残されている現状をみました。本当に相手が必要としている車いすの型を知らずに送られてくることが原因のようです。本来の国際協力は、「知りたい」と思うことが大切だと思いました。行動に移すことは難しいと感じる人も多いことでしょう。しかし、「知りたい」と思い「知ろう」とすることは、誰にでもできることです。そのような思いを抱かせてくれました。文化教育学部学校教育課程教育心理学選修4年ふじ さき ふう き藤崎 風起文化教育学部学校教育課程障害児教育選修3年かわ の あけ み河野 明実車いす寄付先にて引き取り手のない車いす車いすを磨く小学生車いすを運ぶ地図で国の位置を確認国際協力車いすプロジェクト10