広報誌「かちがらす」25号

広報誌「かちがらす」25号 page 11/16

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がん東北応援チームropE, 代表の里本裕規です。私は、昨年3月11日の東日本大震災の現状をテレビで見て「何かしたい」とは思いつつも、何もできない毎日を過ごしてきました。しかし今年に入って、「本当にこれでいい....

がん東北応援チームropE, 代表の里本裕規です。私は、昨年3月11日の東日本大震災の現状をテレビで見て「何かしたい」とは思いつつも、何もできない毎日を過ごしてきました。しかし今年に入って、「本当にこれでいいのか?」という疑問から、4月上旬に被災地を訪問してきました。帰ってきてからは被災地のために何もできない自分の力の無さや、被災地と佐賀のギャップに悩まされる日々が続きました。被災地で必死に生きている人たちがいる一方で、平和な佐賀で時間を浪費してしまっている、何かしたいけど動き出せない学生がいる、そんな現状が目の前にありました。それを改善したい、佐賀の若者の力で小さなことでも続けていけば、被災地のためになるはず、そんな思いを形にするため、もう一人のメンバーである副代表岩橋弘典を誘い、このチームを立ち上げました。チーム名は、被災地のために何かやりたいけど一歩が踏み出せない人を引っ張り上げる「縄」(ロープ) になりたいという思いから名付けました。最初の活動として、6 月末に「First step」と題したイベントを佐賀大学にて開催しました。内容は、被災地でのボランティア経験のある学生をゲストとしてお呼びし、被災地の「リアル」を伝える報告会や、「佐賀にいる私たちにできること」をテーマに、参加者の意見を共有できる場を提供しました。「佐賀大学で東北応援というテーマで話し合いが行われたことに意義がある」、「忘れないことが大切だと思うので、このようなイベントをコツコツしてもらいたい」などのご意見をいただき、このような佐賀の学生に被災地に対する興味を持ってもらうための活動を今後も行っていきたいと思います。現在チームのメンバーが4人と少ない状況ですが、被災地のために何かしたい、そんな学生と一緒にチームを組織して、活動をしていきたいと思っています。興味のある方は是非ご連絡ください。ささがん東北応援チーム『ropE,』~「思い」を「形」に、繋げるロープ~大学院農学研究科生物資源科学専攻修士課程1年さと もと ひろ のり里本 裕規陸前高田の体育館にて津波の爪痕プレワールドカフェFirst step イベント風景10