広報誌「かちがらす」25号

広報誌「かちがらす」25号 page 6/16

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「障がい者就労支援コーディネーター」を養成医学部教授ほり かわ えつ お堀川 悦夫全学教育機構生命科学部門特任助教ふく しま とし ひろ福嶋 利浩共生社会で働く一員としての自覚と技能の獲得に向けて平成22年4月....

「障がい者就労支援コーディネーター」を養成医学部教授ほり かわ えつ お堀川 悦夫全学教育機構生命科学部門特任助教ふく しま とし ひろ福嶋 利浩共生社会で働く一員としての自覚と技能の獲得に向けて平成22年4月より佐賀大学では、障がいを持たれた方の働く意欲や動機づけを高め、キャリアアップやQOL(生活の質)の向上を支援する「障がい者就労支援コーディネーター」養成のための教育プログラムをスタートしました。この教育プログラムでは、次代を担う学生へ就労支援の理念や効果を教授し、共生社会構築の原動力となる「人財」の育成を行います。わが国の大学には、障がいを持たれた方の就労支援を主テーマとする学部や学科はなく、このプログラムは佐賀大学が全国に先駆けて行うものです。現在の教育スタッフは、医学部堀川悦夫教授、全学教育機構井手將文特任准教授、同福嶋利浩特任助教の3名です。就労支援というと堅苦しい印象を持たれるかもしれませんが、障がいを持たれた方のために特別なことを行うというよりは、共生社会で働く一員として如何に相手の視点に立って一緒に考え行動できるかが重要になります。よく考えてみると、このことは障がいのあるなしに関係なく、全ての人間に当てはまることです。勿論、障がいに対する知識や支援に関するスキルの獲得が大切ではありますが、多くの障がい当事者と意見交換をしながら、職業生活を送る一人の人間としてその視点や考え方を理解して行くことが重要です。そのため、頸髄損傷、脊髄損傷、脳性まひ等の重度障がいを持たれる方々を講師として直接に講義を受けますし、授業の中にゲストとして難病患者の方々、全盲の方、神経疾患の方等にも参加頂き、意見交換や体験共有をしながらその方々の生活方法や支援のニーズを理解していきます。本教育プログラムの受講対象は全学部の学生で、開講科目は主題科目8単位(4科目)と障がい者就労支援コーディネーター教育科目8単位(4科目)です。本プログラムを修了した学生には、佐賀大学認定「障がい者就労支援コーディネーター養成プログラム」の修了証を交付します。本教育プログラムを修了した皆さんは、他の学生と一味違う「障がい者就労支援」の知識・スキルを有することになり、就職の際には、この知識・スキルを活かし、障がいを持たれた方とともに自分自身のキャリアアップに繋がることが期待されます。電動車いすの方がインストラクターとなるテレビゲームの操作体験授業(テクニカルエイド・コミュニケーションエイド概論) 開講科目一覧全学教育機構生命科学部門特任准教授い で まさ ふみ井手 將文教育紹介5