広報誌「かちがらす」25号

広報誌「かちがらす」25号 page 9/16

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大学院教育学研究科教科教育専攻2年かわ はら え り か川原 恵吏佳文化教育学部美術・工芸課程4年とみ やす ま り こ冨安 真璃子第95回佐賀美術協会展で美術協会賞をW受賞!第95回佐賀美術協会展(佐賀美術協会主催....

大学院教育学研究科教科教育専攻2年かわ はら え り か川原 恵吏佳文化教育学部美術・工芸課程4年とみ やす ま り こ冨安 真璃子第95回佐賀美術協会展で美術協会賞をW受賞!第95回佐賀美術協会展(佐賀美術協会主催)の1席にあたる美術協会賞を佐賀大学の学生が受賞しました。日本画部門で冨安真璃子さんの作品「玄関」、彫塑部門では川原恵吏佳さんの作品「幼い馬と悲壮な決意を持った調教師」です。この展覧会は大正3年から続く歴史あるもので、一般公募の部は「若手の登竜門」となっています。日本画彫 塑私は現在、佐賀大学大学院教育学研究科の2年に在籍し、彫塑を学んでいます。私が佐賀美術協会展に出品しだしたのは、学部の2年次からでした。しかし、なかなか思うような結果が得られず、悔しい思いを何度もしました。そのたびに自分を奮い立たせ、次の同公募展に挑戦して参りました。そして、今回ようやく念願の美術協会賞を受賞することができ、大変うれしく思っております。この作品は、「幼い馬と悲壮な決意を持った調教師」という現代の師弟関係を皮肉ったものです。馬が人へ、人が馬へ変容しており、気持ちの交差する様を感じとっていただけたらと思います。今回の事に満足せず、さらに研究を重ね、いい作品がつくれるように頑張りたいと思います。今回は、美術協会賞を受賞できて、とても驚きましたが、うれしい気持ちでいっぱいです。この「玄関」という作品は、実際に自宅の玄関にある風景で、毎日目にするものだからこそ、細かいところまで描けるのではないかと思い、今回、モチーフに選びました。こだわったところは、籐椅子のなめらかな形状や少し年季が入ったような質感を表現したところです。また全体的にくすんだ茶色のトーンでまとめて、素朴だけど温かみのあるような雰囲気が出せるよう意識しました。私が日本画を始めたのは大学に入ってからで、まだまだ勉強すべきことがたくさんあります。これからも周りの先生方や学生のみなさんから色々なものを吸収して、制作に励みたいと思います。「幼い馬と悲壮な決意を持った調教師」「玄関」トピックス8