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障がい者スポーツサークル『AS研究会』~スポーツの輪を広げよう!~AS(Adapted Sports:アダプテッドスポーツ)研究会代表の今井康太です。「アダプテッドスポーツ」とは障がい者スポーツのことで、「アダプテッド」には障がいのある方はもちろん、子どもや高齢者でも実践でき、誰もが一緒に楽しめるという意味があります。AS研究会は今年できたばかりの未熟なサークルではありますが、26人のメンバーで、視覚障がいのあるランナーの伴走や車いすツインバスケットボール、知的発達障がいのある方のスポーツのサポートを中心に活動しています。私たちには「できないこと」があります。メンバーに福祉やスポーツを専攻している学生が少なく、専門性に欠けてしまうのです。しかし、私たちに「できること」は、障がいのある方と一緒にスポーツをし、スポーツの楽しさを共有することであると考えました。定期的な練習はもちろん、リレーマラソンや、車いすツインバスケットボールの九州選手権といった大会のサポートもしました。大学祭では、障がい者スポーツとつながる機会を作るために、車いすツインバスケットボール体験を大学の体育館で企画しました。障がいのある方と一緒に、みんな楽しそうにプレーしていたことが印象的でした。障がい者スポーツと聞くと抵抗があるかも天草国際トライアスロン(左:今井、右:柳川さん)大学祭での車いすツインバスケットボール体験しれませんが、私たちも楽しめるスポーツです。みんなでスポーツを楽しみ、スポーツの輪が広がっていけばいいなと思います。私が障がい者スポーツに興味を持ったのは、全盲のトライアスロン選手、柳川春己さんとの出会いがきっかけでした。視覚に障がいのある方から、「ただ見えないだけ」という言葉を聞くことがあります。その「できないまいやすもと今井康太農学部生命機能科学科4年い」部分をサポートできれば、スポーツを楽しむことができるのです。今年の春には柳川さんと天草国際トライアスロンに出場しました。私の卒業後の進路は、福祉・医療関連の施設です。所属している農学部とは畑違いの職業ではありますが、これからもスポーツに限らず、障がいのある方の活動の幅を広げていきたいと思います。九州車いすツインバスケットボール選手権大会(インクリース佐賀)視覚障がいのあるランナーの伴走9