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私たち「チャリさがさいせい」は、平成24年12月26日?27日に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された「第10回全国大学生環境活動コンテスト(ecocon)」において、最高賞である「グランプリ(環境大臣賞)」と、本大会に参加した学生の一人一人が投票してもっとも得票数の多かった団体が選ばれる「会場賞」をいただきました。「全国大学生環境活動コンテスト」は、大学生の環境活動の活性化をテーマに平成15年から開催されてきたもので、今年で10回目となり毎年50?60の団体が参加しています。佐賀大学のある佐賀県佐賀市は平坦な土地柄、数多くの学生が通学に自転車を利用しています。それで佐賀大学では、以前から大学生活で使っていた自転車を卒業後、大学に放置していくという問題がありました。その現状を改善するため、平成21年に学生たちが「チャリさがさいせい」を設立しました。「チャリさがさいせい」は、1物質循環の促進、2交通手段としての自転車利用の促進、3省資源型社会の啓発活動の3つの理念のもと活動しています。佐賀大学での放置自転車の数は、年間600台にも及んでいます。私たちは、この放置自転車を回収、防犯登録の解除手続きや修理、メンテナンスなどを行って再生し、新入学生など希望者へ安価に販売しています。また、再生自転車を地域に生かすため、佐賀市で行われる「バルーンフェスティバル」や「佐賀城下ひなまつり」など各イベントでレンタサイクルを貸し出す活動も行っており、観光客や地域の方々に大変喜んでいただいています。また、活動の輪を広げるために平成23年9月には、長崎大学の「ちゃりさいくる」とともに「肥前自転車再生同盟」を結成しました。その年に開催された「第9回全国大学生環境活動コンテスト」では、合同でグランプリ(環境大臣賞)を受賞しましたが、今回は「チャリさがさいせい」単独の受賞であり、私たちの喜びもひとしおです。私たちは、この活動を通して、これからも自転車循環の確立と省資源化のために、物を簡単に捨ててしまわないという意識の定着を目指していきます。「第10回全国大学生環境活動コンテスト」グランプリ(環境大臣賞)と会場賞をW受賞農学部応用生物科学科2年チャリさがさいせい代表やまぐちとおる山口達佛淵孝夫学長へ受賞の報告イベントでのレンタサイクルの様子「第10回全国大学生環境活動コンテスト(ecocon)」表彰集合写真トピックス9