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全学教育機構副機構長もろいずみしゅんすけ諸泉俊介学生が「自ら学び、自ら考える」教育を目指して新しい教養教育で、社会そして世界へ!専門的知識や技術を使う素養と活かす力佐賀大学では、平成25年度より新しい教養教育が始まりました。この新しい教養教育は、「教養教育を重点的に位置づけた学士課程教育を行う」という本学の教育方針に基づいています。学生は、卒業までに極めて高度な専門的知識・技術・技能を身につけます。しかし知識や技術が高度になればなるほど、それを使う人間の倫理や社会的責任が求められますし、また、知識や技術を社会に伝え社会で活用する力も必要となります。新しい教養教育は、専門知識を使う幅広い素養とそれを活かす強い力とを培わせ、社会で自立できる学生を育成するものです。基本教養科目とインターフェース科目新しい教養教育は、四つの科目から構成されます。一つは、大学入門科目です。大学教育は、高等学校までの教育とは違い、自ら学び自ら考えることが要求されます。大学入門科目は、高等学校から大学への学びの姿勢を転換させる科目です。二つ目は、高度な語学力や情報を正しく有効に活用する能力といった、大学で学ぶために必要な技術や技能を身につける共通基礎科目です。新しい教養教育がさらに力を入れるのが、三つ目の基本教養科目です。この科目では、自然科学と技術、文化、現代社会の領域に含まれる様々な学問分野について、その必要性、対象の捉え方、到達点などの基本的な知識を学びます。一つの専門分野の知識しか持ち合わせない専門家は、決して優れた専門家たりえません。基本教養科目では、世界を見るために色々な眼鏡を持った高度な市民を育成します。教養教育の集大成は、最後のインターフェース科目です。この科目は、特定の現代的問題について様々な角度から学ぶ授業科目で構成されたプログラムから成ります。社会では必ず壁にぶつかります。この壁を乗り越えるには、状況を調べて課題を発見し、それを人に伝えて意見を聞き、人と協働して正しい解決策を探さねばなりません。インターフェース科目は、学生が主体的に参加する授業によって、障壁を乗り越える力を培う科目です。海外への留学を支援する英語教育カリキュラム新しい教養教育のもう一つの目的に、国際教育の推進があります。これまで佐賀大学では、海外からの留学生に対しては日本語などの様々な教育を行ってきました。しかし、海外への留学を希望する学生への教育は、いくぶん手薄でした。そこで新しい教養教育では、英語を母語とする教員を活用し、語学だけでなく英語による授業を受講し、海外文化への理解力と英語力を高める留学支援英語教育カリキュラムを作りました。このカリキュラムの目的は、海外の大インターフェース科目映像・デジタル表現の授業風景ネイティブ・スピーカーによる授業特集1