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文部科学省「地(知)の拠点」整備事業トピックス佐賀大学・西九州大学共同申請事業コミュニティ・キャンパス佐賀アクティベーション・プロジェクトいがらしつとむ五十嵐勉「コミュニティ・キャンパス佐賀」事業実施責任者全学教育機構・教授文部科学省の「地(知)の拠点」整備事業は、大学改革実行プランにおけるCOC(Center of Community)機能の強化の視点から、平成25年度事業(平成25年9月~平成29年度までの5ヵ年)として開始されました。この事業は、大学全体としての地域を志向する教育研究を活性化させ、その成果の還元による社会貢献を通して、地(知)の拠点としての機能を強化する大学を支援するものです。地域を志向する教育プログラムの改革を基盤に、自治体等との地域との実質的な連携によって進めることに特色があります(採択事業数52/申請事業数319)。佐賀大学と西九州大学の共同申請による「コミュニティ・キャンパス佐賀アクティベーション・プロジェクト」は、これまでの両大学における地域を志向した教育研究・社会貢献の実績を基盤に、更なる教育プログラムの改革・改善を踏まえて、地域課題の解決に向けた取り組みを実施するものです。佐賀県、及び佐賀市・神埼市・小城市・唐津市・嬉野市・鹿島市・吉野ヶ里町の6市1町との連携によって、中心市街地・離島・中山間地域の活性化、地域コミュニティの再生、機能性食品の開発を含む地域産業の振興、保健医療・福祉の向上、住民の健康増進、地方公共交通の改善、子どもの教育・子育て支援、環境保全などの課題解決に取り組んでいきます(佐賀大学7事業・西九州大学5事業の計12事業:内、共同事業7)。本学においては、全学教育機構のインターフェース「地域・佐賀学」・「環境」コースにおけるアクティブ・ラーニングによる学生参画型の地域創成教育(平成26年度~)、文化教育学部における高齢者と子どものヘルスプロモーション、経済学部における地域公共政策、医学部における「へき地」医療、理工学部における地域空間デザイン、及び農学部によるアグリ医療と機能性食品開発に関わる人材の育成と、地域を志向する教育プログラムを充実させることで、関連する教員による研究・社会貢献の活性化を目指しています。学生に対しては、教養教育・学部専門教育において、講義・フィールドワーク・実験・実習・演習を通して、地域の課題を発見し、その問題解決に主体的に取り組む学修機会を増加させます。これまでの文部科学省によるGP※と本事業の違いは、学長のガバナンスによる「大学全体として地(知)の拠点としての機能を強化する」ことであり、実効性と継続性のある取り組みが必要とされます。本学におけるCOC機能の強化の根幹をなす事業として、学内の全ての教職員と学生の理解、及び地域との主体的な取り組みに期待しています。里山の再発見学習会の様子(唐津市相知町蕨野棚田にて)干潟・湿地のワイズ・ユース研究の様子(鹿島市新籠海岸にて)握手を交わす佛淵孝夫佐賀大学長と向井常博西九州大学長※GP…「Good Practice」の略。文部科学省が各大学等の優れた取り組みを選定し支援などを行っている。公式サイトhttp://www.ccsap.saga-u.ac.jp11