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佐賀大学美術館の船出平成25年10月2日、佐賀大学美術館は、国立の総合大学としては初の「美術館」として開館の日を迎えました。旧佐賀大学と佐賀医科大学の統合10周年の記念事業として建設され、開館後1カ月余りで入場者は一万人を超えました(11月12日現在)。学内や近隣住民はもちろん、遠くは関西、関東方面からの来館もあり、大人から子どもまでアートを身近に感じ、楽しめる場として市民に受け入れられつつあります。なぜ、佐賀という地方都市で、芸術大学でもない佐賀大学に、博物館や資料館ではなく「美術館」が建設されたのでしょうか。平成15年の国立大学法人法の制定以来、大学の自助努力が求められるようになり、大学も個性を持つことが必要とされました。もちろん、佐賀大学も例外ではありませんでした。そのような時代の移り変わりの中で、―佐賀大学の特色といえば、美術ではないか―という声が、学内のみならず学外からも多く寄せられました。佐賀大学には、遡ると佐賀師範学校から続く60年にわたる美術教育の伝統があり、昭和28年からは九州で唯一の美術・工芸の高等専門教育を行う「特別教科(美術・工芸)教員養成課程」が設置され、通称「特美」と呼ばれて親しま佐賀大学美術館佐賀大学美術館完成この秋、佐賀大学統合10周年を記念し、「佐賀大学美術館(SUAM)」が誕生しました。学生や教員、そして地域の人々がつながり広がる場として、芸術はもちろん、文化・科学など様々な分野での活用が期待されています。本学の新しいシンボルとなるガラス張りと純白の空間の佐賀大学美術館について詳しくご紹介します。特集1