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「美術・工芸教室60年の軌跡」展ダンボールで作られた巨大だんごむしスタジオでのワークショップブリッジから美術館施設紹介2階建ての美術館は、1階部分は吹き抜けになっており、5メートルの天井高とガラス張りの開放的な空間がこの美術館の最大の特徴です。1階を一つの大きな空間として利用することもできますが、大型可動壁で区切ることにより、ギャラリー1、2とスタジオの3室に分けることも可能で、さまざまな展示形態に対応できます。中でもスタジオは、展示はもちろんのこと、各種の講演会やワークショップなどの制作活動にまで幅広く利用できます。2階のブリッジからは、これらの展示室の光景を上から見ることができ、違った視点から展示を楽しむことができます。2階には小展示室と特別展示室の2つの展示室があり、小展示室は映像作品などの展示・上映に必要なプロジェクターが用意されています。特別展示室は歴史的に価値のある作品や貴重な資料を展示することが可能なつくりになっています。また、幅広く緩やかな階段と2階の通路の壁面には、歴史展示スペースがあり、大学の歴史の紹介ができるようになっています。この他にも、美術館とカフェを結ぶプロムナードでのミニコンサートなどのイベント、中庭での作品展示やワークショップなどの利用ができます。これらの半屋外空間は室内との一体的な利用が可能です。三つの開館記念特別展佐賀大学美術館では、三つの開館記念特別展を開催しました。一つ目の企画は「美術・工芸教室60年の軌跡」と題し、展示を前期と後期に分け、前半の「『特美』の育成者たち」では佐賀大学の「特美」の歴代教員の作品を展示しました。美術館建設の大きな原動力となった佐賀大学の美術教育の歴史が垣間見られ、油彩画や日本画をはじめとして、彫刻、染織、木工、陶芸など幅広いジャンルの指導者によって制作された代表作品が勢ぞろいしました。後半の「今を創る指導者たち」では、「特美」の後の美術・工芸課程の現役の教員の作品を展示し、今をときめく芸術家としての顔を併せ持つ教員達の手によって新しい美術館の魅力を活かした展覧を試みました。二つ目の企画展は「だんだんまるまる?ようこそだんごむしワールドへ」と題し、佐賀大学の学生と教員の主導により、大学の附属幼稚園や附属小学校の子ども達と一緒にだんごむしの住む世界を作り上げました。この企画で1階展示室とスタジオ特集3