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概要:
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先輩たち先輩たち今の会社に入ったきっかけは?私はもともと電機メーカーを志望しており、その中で総合電機メーカーである弊社は、家電から宇宙事業まで幅広い事業分野をもっており、この会社に入れれば人々の生活をより豊かに、より便利にする仕事に携われると考えたからです。新社会人としてこれからの目標を教えてください。まずは、技術者として必要な基本的な知識やスキルを身につける事です。特に私は、大学時代の専攻と違った分野で働いていくことになるため、より多くの事を学ぶ必要があると感じています。幸いにも弊社では入社してからの1年間は研修生と呼ばれ、様々な研修やOJTを通して必要な事を学ぶ機会が設けられています。しかし、それだけに頼らず自主的な能力開発と併せて自分の力を磨き、将来的には社会をより豊かにする製品の開発に携わって行きたいと考えています。後輩へのメッセージをお願いします。社会人になってまだ日は浅いですが、大学での事を今振り返ると4年間は本当にあっという間に過ぎて行き、その4年間を有意義なものに出来るかどうかは自分次第だと感じます。学生の間にしか経験できない事もたくさんあり、そこで学んだことは社会に出てからも無駄にはなりません。就職活動においては、早い段階で自分と向き合い、どの様な事がしたいのか、その為には何をすればよいのかを具体的に考えて計画的に行動する事が重要です。また、学生時代に取り組んでいた研究だけに捕われず、広い視野を持って、自分のやりたい事にあった会社を探す事が大切だと思います。日々を大切にして、後悔のない学生生活を送って下さい。皆さんの夢が叶うよう、応援しています。頑張ってください。独立行政法人森林総合研究所鹿児島大学大学院連合農学研究科修了向井裕美さん三菱電機株式会社工学系研究科修了宮下遼さんみやしたりょうむかいひろみ今の会社に入ったきっかけは?私は、日本学術振興会特別研究員として、今の研究所で仕事をしています。博士課程在学時に、昆虫の親と卵のなかの子(胚)が振動シグナルを介して交信している事実を世界で初めて明らかにしたことが評価され、第4回(平成25年度)「日本学術振興会育志賞」を授賞し、現在のポストを得ました。新社会人としてこれからの目標を教えてください。社会人と学生の大きな違いは、責任が問われる立場にあるか否かである、と私は考えます。恩師や家族への責任、研究所や学会などの組織への責任、そして、科学界や社会への責任―。学位を取得したいま、独立した一人の研究者として、社会人として、これらすべてを研究人生の中心に据えながら、さらに魅力的で創造的な研究を展開していきたいです。後輩へのメッセージをお願いします。私は、最初から研究者になりたいという、強い意志を持っていたわけではありません。しかし、生物の驚きに満ちた不思議な世界に魅了され、自身の興味と好奇心の追求に対して真剣に取り組むうちに、研究を通して自らの生き方を見つめたい、と強く思うようになりました。可能性の〝芽?は、思いがけないところに潜んでいます。それを見つけ、〝大樹?にできるかどうかは、自分次第。何事も、最初から投げ出さずに向き合ってみることで、大切なことが見えてくるかもしれません。森林総合研究所厳しい就職戦線を勝ち抜いた特集3