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文化教育学部美術・工芸課程2年みねまつしおり峰松詩織コンサート会場棚田発見塾のメンバー会場準備地(知)の拠点整備事業佐賀大学と西九州大学は、佐賀県全域をキャンパスと位置付け、学生・教職員による実践的な教育研究を通して、地(佐賀県域)と知(教育研究)のアクティベーションを進めることで、佐賀の地における知の拠点としての機能強化を実現するため、両大学の教育・研究シーズを集約し、佐賀県域が抱える地域課題としての中心市街地・離島・山間地域の活性化、地域産業の振興とコミュニティの再生、地域医療・保健・福祉の向上、子どもの教育支援、高齢者の健康改善および地域環境の保全等の解決に向けた12の教育研究プロジェクトを推進しています。(文部科学省平成25年度採択事業)このプロジェクトでの佐賀大学の取組を紹介します。地域の活性化に取り組む教育?地(知)の拠点整備事業とインターフェース?私は教養教育のインターフェース「地域創成学プログラム」を受講しています。このプログラムでは、40名の受講生が「町班」と「村班」に分かれて、地域の空洞化問題や地域コミュニティの活性化を課題にして、県内各地での調査研究・イベント支援のプロデュースなどを学んでいます。私は村班のメンバーたちと、唐津市相知町の「蕨野の棚田」で行われる「ふるさとの灯りコンサート」イベントの企画と運営に関わりました。蕨野の棚田は国の重要文化的景観にも選定され、佐賀大学も農学部を中心に援農や教育ファームとして支援を行ってきたところです。私たちは、NPO法人蕨野の棚田を守ろう会や村の住民と協力して、平成25年に実施できなかったライトアップコンサートの復活に取り組みました。石積み棚田のライトアップと竹灯篭の舞台演出、出演して頂けるアーティストとの交渉、広報活動等に取り組みました。アーティストは、棚田の景観や雰囲気、そして野外コンサートを意識して選びました。広報用のポスターは、デザインを学んでいる友人の協力を得て作成しました。一番大変だったのは、竹灯篭づくりでした。蕨野や大学で、土日や休み時間を使って、みんなでノコギリ・電気ドリルを使っての格闘でした。コンサート当日は、台風接近のため開演間近まで開催が危ぶまれましたが、会場を公民館に移して開催しました。みんなで頑張って作った竹灯篭は、吉野ヶ里で行われた「山茶花園での夜会コンサート」に活用されたことが救いでした。村班は、次に、佐賀市大和町松梅で、空家を活用した中山間地域の活性化に取り組む予定です。10