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トピックスデータビジネス創造コンテスト最優秀賞受賞11月8日に慶応義塾大学三田キャンパスにおいて第2回データビジネス創造コンテストDigital Innovators Grand Prix(DIG)の本選が開催され、本学のチーム「Team Saggest」が最優秀賞を受賞することが出来ました。このコンテストはデジタル・ネイティブ世代である高校生や大学生を対象に、自治体が公開するオープンデータやSNSなどのソーシャルデータを広く深く発掘することで、新たな知の抽出や価値の創造を行なうコンテストです。今年は2県3市の自治体から9つの政策課題が提示され、東京大学や慶應義塾大学の学生も参加し白熱したプレゼンテーションを行いました。本チームのメンバーは全員が理工学部(物理科・機能物質化・都市工)を卒業し、デジタル表現技術者養成プログラムの修了生でもあり、これまでにもコンテンツ制作に取り組んできました。現在は教育学研究科・工学系研究科に在籍し研究を行っています。今回、本チームは佐賀県から提示された「救急医療の改善」というテーマに取り組み、佐賀県をはじめ、官公庁・民間のオープンデータに加え、唐津市消防署や聴覚障害者サポートセンターなどのヒアリングを行い、幅広い視点から情報収集・分析に取り組みました。そこから得られた結論として、佐賀県では未導入である全年齢向け医療相談窓口の#7119の導入と、お薬手帳の有効活用が緊急搬送時間短縮につながることが導きだされました。スマートフォン向けアプリケーションさらに、上記の政策提案を具体化する方法として様々な案を検討した結果、現在の佐賀県のポテンシャルを活かし、今後の社会へ繋がるものとするため、スマートフォン向けのアプリケーションにたどり着き、実際にiPhone用アプリケーションを開発しました。実際の救急医療の現場には、まだたくさんの課題が存在し、さらに新しい問題も出てきており、搬送平均時間は年々のびています。この政策提言によって、救急救命士が日々入力している搬送データは今回の分析の中核をなすデータとなり、貴重かつ有用性の高いデータであることも証明出来ました。また、アプリケーションの利用により、佐賀県の平均搬送時間が短縮され、全国の救急医療がさらに授賞式にて。Team Saggestの(写真右から)溝上智奈美さん(工学系最適化され1人でも多くの人命が助かることになれ研究科2年)、古川将大さん(教育学研究科2年)、糸山ゆうさん(教育学研究科1年)ばと思います。11