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概要

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近年、食生活などの変化により糖尿病や高血圧症などの生活習慣病が増加しています。佐賀県は高血圧性疾患による人口あたり死亡者数が全国ワースト3位(平成27年)、慢性人工透析患者伸び率が全国ワースト2位(平成23?24年)であり、特に対策が必要と考えられます。この疾病予防を食生活で解決したい。そう考えて注目した野菜が「キクイモ」です。キクイモは、あまり聞きなれない名前ですが、キク科のヒマワリの仲間で、ヒマワリに似た小さな花が咲き、地下にショウガに似た形のイモを付ける植物です。11月から3月が旬で、ジャガイモとゴボウが合わさったような味、少しシャキシャキした食感が特徴です。キクイモには「イヌリン」という食物繊維が多量に含まれています。このイヌリンには、日常的な摂取により糖尿病患者の血糖値を低下させるなど特筆すべき機能性が報告されており、そのほかにも、血圧の低下や整腸作用が期待されています。こんなにすごいキクイモ、でもあまり知らないし食べたことがないという方が多いかと思います。でも実は佐賀市内でも作られており、11月から3月にかけては直売所等でも販売されるなど身近な野菜でもあるのです。知名度の低さと食べ方が知られていないのが普及に向けた課題です。そこで、私たちの研究室では、日常的に摂取できる加工食品・メニューを開発し、キクイモで地域を健康にしようと、食品・製薬会社や飲食店、自治体、他研究室等と連携した研究・開発を開始しました。イヌリン含量が高く、食べやすい食品・メニューを作ることが目標です。現在、様々な試作品の開発や成分分析を進めています。また、インターネット上での動画配信による普及活動や医療機関での臨床試験も行っています。将来的には、機能性表示食品制度を活用した商品開発も目指しており、佐賀大学発の技術・商品により地域を健康に、また食品産業の発展にも貢献したいと考えています。農学部附属アグリ創生教育研究センター講師まつもとゆういち松本雄一機能性農産物「キクイモ」で街を健康に!?産学官連携による機能性表示食品・メニュー開発?近年、食生活などの変化によ年)、慢性人工透析患者伸23?24?産学官連携による機能性表示食品・メニュー開発?年)、慢性人工透析患者伸びキクイモの花ショウガに似た形のキクイモ塊茎(イモ)大学内のキクイモ畑。2m以上の高さになります収穫の様子。根元にイモがついています学生も交えた企業との打合せ研究紹介10