2017/12/25会見 モビリティ支援プロジェクト 少しでも運転期間を延伸するための手法を提供

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モビリティ支援プロジェクト 少しでも運転期間を延伸するための手法を提供

 モビリティ(移動行動の総称)支援プロジェクトとは,超高齢社会の中で交通事故が多発する現在,高齢者が安全に車を運転

することで質の高い生活を維持することを支援するためのプロジェクトです。今年4月24日の定例記者会見では,エビデンス

に基づいた高齢者等の運転可否判断をする評価システムを発表しました。今回はその成果を踏まえ,さらに実践的な安全運転・

移動支援対策を開始いたしましたので御報告いたします。

 

 

1)運転診断用ドライブレコーダの貸与と評価の開始 

 運転者が自らの運転能力を記録し,その安全性の評価を受けるために,運転診断用高機能ドライブレコーダを,一定期間貸与

してお使いいただき,評価結果をお返しすることができるようになりました。

 事故に至るような危険な状況のみならず,いわゆるヒヤリハットを含む運転場面での,動画速度や加減速に伴う加速度の変化

を記録することに加え,日常的な運転行動も連続記録可能な装置です。

 これにより,御自身の運転の見直しや,運転継続・中止の判断を,運転行動記録結果から検討することが可能になります。

 

2)右半身麻痺の方に向けた左足アクセル車両による練習機会の提供

 脳卒中などによる右半身麻痺の方が運転に復帰するための練習の機会を提供するため,左足用アクセルペダルを装備した車両

を,自動車学校の御協力を得て準備し,利用開始いたしました。

 左足での運転操作の練習が可能となることで運転 ・ 就労への準備はもちろんですが, 自己所有の車両の改造の有効性やその

留意点などを事前に知ることが可能になります。

 

 上記のモビリティ支援プロジェクトにより, 運転可否判断や運転リハビリテーションの普及, そして 運転継続や中止などの

判断がより適切に行えるようになります。

 今後とも,さらに,関連するプロジェクトを拡充して参ります。

 

 

 

【本件に関するお問い合わせ先】

   佐賀大学医学部 地域医療科学教育研究センター 認知神経心理学分野

   教授 堀川 悦夫  

   電話:0952-34-2141

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