「復興の空間経済学―人口減少時代の地域再生―」を出版しました

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「復興の空間経済学―人口減少時代の地域再生―」(日本経済新聞出版社)を出版

 

 藤田昌久(甲南大学特別教授,京都大学経済研究所特任教授)・浜口伸明(神戸大学経済経営研究所教授)・亀山嘉大(佐賀大学経済学部教授)が『復興の空間経済学-人口減少時代の地域再生-』(日本経済新聞出版社)を出版(2018年2月19日)しました。

 

◆空間経済学を現実問題に初めて適用
 本書は,最先端の経済学である空間経済学を,第一人者が東日本大震災からの復興という喫緊の課題の分析に応用する初めての試み。近代経済学による体系的復興分析は未だになされておらず,本書の試みは高く評価されると思われます。少子高齢化の進む中で個々の被災地が創造的に復興し,国全体が均衡的にさらに発展していくために,日本のすべての地域におけるイノベーションの活性化が鍵となります。この観点からも,イノベーション・モデルを中心とする空間経済学は,適切な分析の枠組みであるとともに,有効な政策提言を提示できます。

 本書は,空間経済学に基づいて三陸地域沿海部に焦点を当てて分析を行い,復興の障害となる問題,復興政策の課題について考察します。

 

◆本書の目次 

 第1章 人口と国土システムの長期的変遷

 第2章 空間経済学から見た国土システムの変容過程と復興政策のあり方

 第3章 写真とデータで見る東日本大震災からの復興の歩み      

 第4章 被災地における人口減少と創造的復興            

 第5章 自然資源に基づく復興

 第6章 サプライチェーンの強靭化

 第7章 地域コミュニティの再生

 補 論 人口減少社会のための空間経済学理論             

 

     

 

 

【本件に関するお問い合わせ先】

  佐賀大学経済学部教授 亀山嘉大

  T E L:0952-28-8447(亀山研究室)

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