産官学連携商品「よ~うかんがえる合格ようかん」をオープンキャンパスでお披露目

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【概要】

 佐賀大学のオープンキャンパスで学生が提案した小城羊羹が配布されます。この小城羊羹「よ〜うかんがえる 合格ようかん」は,九州経済産業局と佐賀大学URA(※1)協力のもと,小城羊羹の製造・販売を行っている有限会社桜月堂と佐賀大学芸術地域デザイン学部の学生が商品化したもので,商品パッケージには芸術地域デザイン学部内にてデザイン・コンペティションを開催し,23作品の中から選ばれたものを採用しています。

 

【経緯】

 この小城羊羹の商品化は,2018年3月に「九州ブランド総選挙」にて,学生が「ベストビジネスプラン賞」を受賞したことがきっかけとなりました。

 「九州ブランド総選挙」は,九州経済産業局と特許庁が,地域団体商標制度の認知度向上を図って実施した事業で,本学からは芸術地域デザイン学部の学生が,佐賀県代表として参加しました。

 

【開発意図】

 今回受賞したビジネスプランは小城羊羹を従来の和菓子市場に加え,新しい市場を開拓することで認知度向上を狙ったものです。そのターゲット市場として注目したのが,受験の時のお菓子市場です。受験シーズンになるとスーパーマーケットやコンビニでチョコレート菓子,スナック菓子などさまざまな種類のお菓子が市場に出回ります。佐賀県・福岡県の大学生約400名に行った予備調査結果から小城羊羹にもその需要があると結論付け,受験生をターゲットにした「よ〜うかんがえる 合格ようかん」を提案しました。

 受験シーズンには先輩や後輩や友人などにメッセージをつけて「受験頑張って」という気持ちを込めて贈る人が多いという結果もアンケート調査から明らかになりました。この「よ〜うかんがえる 合格ようかん」は従来の和菓子市場ではなく,季節限定の受験のときのお菓子として佐賀市,小城市を中心に県内の販売を予定しています。その市場導入前に本学のオープンキャンパスに参加した高校生に配布し,その反応を見て今後の商品開発に活用します。

 

学生考案の小城羊羹の商品をきっかけとして小城市・小城羊羹や地域団体商標制度の認知度向上につながり,受験生の皆さんには,「よ~うかん」がえて試験に取り組んでもらい,また学生が大学で学んでいるマーケティングの知識を活用した産官学の実践例として広く周知するものです。

 

 

 

※1 URA(University Research Administratorの略,研究活動の企画・運営・成果の発信まで,多種多様な業務に携わり大学全体の最適化を担う新しい職種)

 

 

 

 

【本件に関するお問い合わせ先】

 佐賀大学 芸術地域デザイン学部

 担当:教授 山口夕妃子

 電話番号: 0952-28-8458

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