■キクイモ健康プロジェクト
プロジェクト名称 | キクイモ健康プロジェクト (Jerusalem artichoke health Project Laboratory, Saga University) |
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プロジェクト長 | 農学部 松本 雄一 |
構 成 員 | 渡邉啓一、川口真一、川添嘉徳 |
研究テーマ | キクイモの生産拡大および商品開発を通じた地域の産業・健康づくり |
研究概要 |
近年機能性食品による健康増進効果が注目され、食後血糖値の上昇抑制などの効果が報告されるイヌリンを豊富に含むキクイモの着目も高まっている。
佐賀県やその周辺の福岡県、熊本県はキクイモの主要な産地であるが、加工食品等の商品が少なく、また調理方法等が広く認知されていないことから消費が伴わず、生産も拡大していない。
そこで、キクイモの生産拡大及び出口としての商品化に向けた取り組みを行い、キクイモの普及拡大と併せて地域の健康課題の解決に貢献していく。
また、キクイモにはイヌリン以外の特徴的な成分も含有されており、コスメの原料としても期待されているため、佐賀県のコスメ構想とも関連を深めた新たな活用も検討していく。
(1)佐賀大学登録商標キクイモ「サンフラワーポテト」に含まれる美容・機能性成分の解明
サンフラワーポテトに含まれる成分を分画し、イヌリン以外の抗酸化成分等の探索を実施する。
(2)サンフラワーポテトの栽培・貯蔵技術の確立
仕立て方法や施肥量などの各種栽培方法や成分含量の違いを明らかにし、収量や成分含量が高い高付加価値原料の生産に向けた技術を確立する。
また病害へた対策技術を確立させ安定生産を可能とする。イヌリンなど各種成分については収穫時期や貯蔵法による変動を明らかにする。
(3) 産学官連携によるキクイモ加工食品の開発
加工方法等による成分への影響を明らかにし、高成分含量となる商品開発に向けた知見を得る。商品開発にあたっては企業との連携も含め、実際に販売可能なものを目指す。
(4) 産地への技術支援を通じたサンフラワーポテトの普及拡大
実証圃を設置し、現地検討会や圃場巡回と合わせて普及活動を行う。その際、現地栽培における技術・経営上の課題を聞き取り調査等により明らかにする。
消費者に対しては、キクイモおよびキクイモ加工食品の食味、機能性、調理法などについて、講習会やイベント、加工食品等の試食会を実施するほか、広報動画の撮影・配信等によるPR活動を行う
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