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文化教育学部 学校教育課程卒
池脇 洋輔(佐賀県小学校教諭)
 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 新たに始まる大学生活にたくさんの期待を持っていることでしょう。私は小学校の教師になることを目標に佐賀大学に入学しました。 しかし、大学で学んでいく中で、教師という職業のきつさを知れば知るほど進路に迷いが出てきました。 果たして教師として私はやっていけるのだろうか。 しかし、どんな職業でもきついのは当たり前です。 「楽しいけれど、きつい」ではなく、「きついけれど、楽しい」と考えるようになった。 ただその気持ちの切り替えだけで私は教師になることを決意しました。皆さんも一生の進路を決めることなので迷って当然だと思います。最終的に目標を一つに絞ることができれば、あとはそれに向かって突っ走るだけです。 実際、私が教員採用試験の勉強に取り掛かったのは四年生になってからでした。勉強を始めたのは周りよりも相当遅かったので不安もありました。 しかし、絶対に合格するという気持ちだけは誰にも負けてなかったと思います。それから、大学のゼミ室で朝から夜まで勉強する毎日でした。そこでは、一緒に目標に向かって頑張っている友人がいました。勉強がきつくなる時もありましたが、頑張っている友人の姿を見て、私も頑張ろうという気持ちになりました。 時には、気分転換にたわいもない話もしました。教員採用試験に合格ができたのも、そのような友人がいたからだと思います。 この大学生活で是非刺激し合えるような友人を作ってください。そのような友人と一緒に大学生活たくさんの思い出を作り、みんなで夢に向かって頑張ってください。 友人と過ごした時間はきっと大きな財産になるはずです。

文化教育学部 国際文化課程卒
後藤 真紀(全日空空輸(株))
 新入生の皆さんご入学おめでとうございます! 皆さん、今将来についてどのように考えていますか? 4年後の自分の姿が想像できますか? 私は客室乗員になることが幼いころからの夢でした。 大学では英語の資格取得に力を入れ、いろいろなボランティアに積極的に参加しました。 多くの人と触れ合う中で今まで知らなかった世界を経験することができました。 この他に大学の授業以外にもダブルスクールで接客マナーなどを学びました。 大学は中学や高校と違い自由な時間が増える分、自己責任が大きくなります。 この4年間を有意義に使うために自分のやりたいことを見つけて、楽しい大学生活にしてくださいね。 就職活動を通して私が一番感じたことは、自分が何をしたいかを知ることだと思います。 自分の夢を叶えるための就職活動は私にとって本当に楽しいものとなりました。 今はまだ自分のしたいことがわからないと思っている人もたくさんいると思いますが、大学生活でいろいろなことに挑戦して本当にやりたいことを見つけてください。 大学での4年間は長いようであっという間に過ぎていきます。 自分の夢に向かってがんばってください。

経済学部 経済システム課程卒
古川 里紗(大和証券(株))
 私は入学した時、就職活動に関してはまだ無関心だったのですが、学生生活における4年間の目標「一期一会をモットーに人との出会いを大切にしよう」という目標をたてていました。 この達成のための経験、特に、アルバイトでは責任を伴う仕事が多く、その分達成感も多く得られ、新たな自分も発見でき、成長することができ、かつ就職活動においてとても役立つものになりました。 就職活動では、辛いと言う人が多い中、私は楽しみの方が多かったように思います。 就職活動はまず、自分自身を知ることから始まると思うので、自分から見た自分、周囲から見た自分をしっかりと理解することが第一歩だと思います。 そして、就職活動は最終的には自分で決めるものだと思いますが、迷ったときは、家族はもちろん、友人、先輩、そしてなにより、情報が豊富でアドバイザーとしての経験も豊富な大学のキャリアセンターや先生に相談することをお勧めします。驚くほど親身になって相談に乗ってくれます。 私は3年生の頃、金融の業界にしぼり、また、人と接することが好きなので営業職を中心に就職活動を行いました。そして4年生の4月に内定を頂き、大和証券に決めました。現在は会社から指示された証券外務員の資格の勉強をしています。 就職活動や日常生活を通して、周りの人たちに恵まれていることをとても実感し、今ではこの4年間の出会いが私の財産だと胸を張って言えます。 皆さんも今この時期に何か目標を考え、そして卒業するときに、何か胸を張って言えるものを作って卒業してください。 応援しています。

経済学部 経営・法律課程卒
森枝 勇喜((株)福岡銀行)
 新入生の皆さんがいずれ取り組むことになる就職活動についてアドバイスします。 私が就職するに当たって最も大事だと思うことは「己を深く知ること」です。それさえ掴めていれば自ずと志望する業界、企業も見えてきます。 「自分の人間性や強みを企業に入ってどう生かしたいのか」、「企業に入ってどのように成長したいか、その成長を実務にどう反映させ、どう社会に還元したいのか」など、志望動機とは深い自己分析から生まれるものだからです。 私も面接の場で「新たな知識やスキルを吸収していく熱意や姿勢は誰にも負けない」「もっと経営や金融、会計を深く勉強して極めたい」などと熱く自分を語ったことが、これからの成長を期待され、評価されたのではないかと思っています。 もちろん各企業によって求めている人材は多様であり、評価してくれる企業ばかりではありませんでした。しかしあくまで大事なのは自分軸であり、企業の求める人材に無理に自分を合わせようとする必要はありません。 それに素の自分を出し、その自分を評価してくれた企業に行こうと考えていれば、あまり緊張せずに面接に挑めます。 またその個性を思わぬ有名企業が評価してくれることもあります。 就職活動までに自分を深く知ることが必要だと主張している所以はここにあります。 大学生活をどう過ごすかは就職活動に大いに関係しますが、無理に充実した生活を過ごさなければと気負う必要はありません。 私も大学生活では勉強と読書(ビジネス雑誌・ビジネス書・日経新聞など)、あとはコンビニやブックオフでマンガを立ち読みすることぐらいしかしていません。 ただ自分の将来や自己実現像については常に考えていたと思います。 早いうちに目標が定まれば、その分自分を高めることに多くの時間を投資できます。 皆さんが就職活動において熱く語れる「自分」や「未来」を見つけ、そして将来ビジネスの場で大いに飛躍されることを願っております。

医学系研究科(修士課程)医科学専攻修了
園田 恵美子(純真短期大学教員)
 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 医科学修士ということで皆さんはそれぞれ、バックグラウンドや研究分野、将来の方向性が異なるかと思いますが、この度は私の就職活動をお話させていただきます。 まず、修士課程での二年間は非常に短い時間です。二年間という定められた期間内で研究と就職活動、講義を同時進行しなければならず、時間にゆとりがありません。 おそらく自身の研究で精一杯になるのが現状だと思います。焦る気持ちが出てくるかと思いますが、就職活動と、研究のON/OFFのスイッチの切り替えをしっかりとつけて取り組むことをおすすめします。 私は就職活動を始めた頃は両者のメリハリがつかず、どちらも中途半端になり、悩んだ時期がありました。 また、私は他の大学の学生の就職活動の状況も知りたかったので、就職サイトが日本主要都市で開催するイベント(合同企業説明会)へ足を運び、刺激を受けてモチベーションを上げていました。 イベントで開催される面接対策やエントリーシート講座も非常に役に立ちました。 就職活動では、研究に対し自分がどれだけ意欲的に取り組み、何を習得できたのかを胸を張って企業側へアピールするように努めていました。 医科学修士での二年間のビジョンをしっかりと持ち、日々行動を起こすことが大切です。 大学院での生活がみなさんにとって有意義なものになることを祈っています。 自身の可能性を信じて頑張って下さい。

医学部 看護学科卒
山田 春奈(佐賀大学医学部附属病院看護師)
 新入生の皆さんご入学おめでとうございます。 入学したときに就職のことについて具体的に考えている人はなかなかいないかもしれません。 私も入学したときは就職についてあまり考えていませんでした。 私は、4年間の講義や実習などの学びの中で「自分が将来何をしたいのか、どのようなことに興味があるのか」を見つけていきました。 私が就職先を決めた理由として、1.地元の佐賀で看護師として貢献したいと思ったこと、2.佐賀大学医学部附属病院では、就職後の教育体制がしっかり整っており、自分の目標(私の場合は認定看護師になりたいという目標を持っています)に向かって努力することで夢を実現できると思ったこと、3.実習を通して尊敬できる看護師さんと出会い、その人のもとでもっと勉強したいと思ったことなどがあります。 就職先を決めるための理由は人それぞれだとは思いますが、1人1人しっかりとした目標を持つことがとても大切だと思います。 これからの4年間の中で多くのことを学び、経験していくことができると思います。 その中でそれぞれの目標を持ち、夢を実現していくことができるように頑張っていってください。 4年間の大学生活は、色々なことに挑戦できる貴重な時期だと思います。 今は希望と不安でいっぱいだと思いますが、これからたくさんの先生、先輩、友人と出会い、たくさんの新しいことを学び、様々なことに挑戦して有意義な4年間にしていってください。

理工学部 数理科学科卒
川畑 翔平(鹿児島県中学校教員)
 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 私は中学生の頃に教員になりたいという夢をもち、数学が大好きでしたので、中学数学、高校数学、そしてその先に広がる数学の世界を見た上で教員になりたいと思い、理工学部を選びました。 ただそれでもやっぱり、文化教育学部など、教育を専門に勉強している方々には劣るのではないかと不安でした。 その自分に足りない部分を補えたらと思い、文化教育学部で開講される講義を受講したり、塾講師のアルバイトをしたりしました。 そしてその中で、先生方や先輩方から、教育について多くのことを教えて頂きました。ですから、ぜひ新入生の皆さんも、大学の行事やサークル、アルバイトなど、いろいろなことに挑戦して見てください。 自分には興味がないことでも、新しい自分を発見できるよい機会になるかもしれません。 そして、教員採用試験に向けて本格的に勉強を始めたのは、佐賀大学で行われた教員採用試験対策講座を受講するようになってからだったと思います。 また面接や論作文指導など、鹿児島県は三次試験まであるのですが、最後の最後までサポートして頂きました。佐賀大学には、学生みんなの夢を応援する態勢が整っていますので、対策講座など大いに活用してみてください。 入学したばかりの皆さんには、就職について、まだピンと来ないと思います。まずは自分の夢を見つけ、しっかりと見つめてみてください。 きっとこれからの大学生活でしなければならないことが見えてくるはずです。 皆さんの大学生活が充実したものになるよう、祈っております。

理工学部 機能物質化学科卒
中野 綾太((株)三井ハイテック)
 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。 皆さんが大学に入学したということは、就職活動は誰もが経験することだと思います。 そこで、私が経験した就職活動について話をしようと思います。 多くの人が苦労するのが、どのようなことを企業にアピールするかだと思います。 実際、企業の方々はとても多くの人と面接し、多くの人と接しています。 その中で自分にしか持ってない経験がある人は自信を持って就職活動にのぞめます。 私は大学生活で部活をしていましたので、そこで得た経験を生かすことが出来ました。 何気なく大学生活を送った人と目標を持って大学生活を送った人では、大学生活を通して得たものが、大きく違います。 皆さんには大学生活で、何か一つ自分にしかない経験を発見してください。 最後に、皆さんには、充実した楽しい大学生活を送ってほしいと思います。

農学部 生物生産学科卒
大橋 しほ(明治製菓(株))
 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 4年間の大学生活は本当にあっという間です。この4年間でいろんなことを経験し、多くのことを学んでください。 入学したての皆さんに卒業後の話をしても、いまいちピンとこないでしょう。 私が新入生だった頃もそうでした。 しかし、早いうちから卒業後の自分について考えることで、これから始まる4年間の大学生活をどのように過ごしていくべきかが自ずと見えてくると思います。 就職活動は、1枚のエントリーシート、数分の面接で合否が決められます。 その中で、いかに自分らしさを出し、相手に伝えられるかどうかが鍵になってくると思います。 私にとって就職活動という経験は、決していい思い出ばかりではありませんでした。 失敗もたくさんし、落ち込むこともありました。 しかし、失敗を重ねるたびに、そこから学ぶこともたくさんありました。 就職活動を終えた今となっては、失敗をしたからこそ今の自分があるとさえ思います。皆さんの就職活動も、きっとうまくいくことばかりではないでしょう。 しかし、失敗を失敗のままで終わらせるのか、失敗から何かを学び、それを成功へと結びつけていけるかどうかはあなた次第です。 一見失敗だと思われることでも、見方を変えればチャンスに繋がります。 ぜひ最後まで諦めずに、自分の納得のいく就職活動をしてください。 また、佐賀大学では、就職活動支援としてさまざまなセミナーが開催されています。 学校の掲示板などをマメに読み、たくさん情報を仕入れ、積極的に活用していってください。 セミナーに参加することで、就職活動への意識が高まり、そこに来ている他の学生とも情報交換ができ、私自身とても勉強になりました。 ぜひ、参加してみてください。 皆さんの健闘を祈ります。

農学部 応用生物科学科卒
光武奈緒子(参天製薬(株))
 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。長かった受験勉強を終え、今は大学生活への期待でいっぱいだと思います。 これからの4年間でたくさんの人と出会い、たくさんのことを学んで最高の大学生生活を送っていかれることを願っています。 ところで皆さんはあと4年後の自分の姿がイメージできますか? おそらく多くの方々が首を横に振られることでしょう。 実際に、私も入学当時はそうでした。 しかし、あと3年後には自分の将来と向き合う時がやってきます。 幸い、私の場合は就きたい職業が明確だったため、就職活動をすんなりと始めることができました。 もし、これを読まれているあなたが就きたい職業があるのなら、それに向かって行っていただきたいと思います。 しかし、何がしたいのかわからないと思っていらっしゃる方は文理の型にはまらず、是非いろんな企業を見てみてください。 就職活動において「広い視野」はとても大切なものです。 数多くの企業の中からあなたに合う企業を探し出すのに必ず役に立つと思います。 そしてもう一つ、就職活動を通して大事だと思ったことがあります。 それが「自己分析」です。 自己分析というと、なんだか堅苦しくて難しいことだと感じると思いますが、簡単に言うと「自分を知ること」です。 自分の長所、短所、趣味、特技・・・自分のことは誰に聞かれても語れるくらいになってください。 最後になりますが、就職活動中は辛いこともあるかと思います。 それを一人で抱え込まず、ご両親や友達に相談して前へ前へと進んでいってください。 皆さんが佐賀大学を卒業する時に、希望に満ちて卒業されることを祈っています。