沖縄県久米島町から感謝状を受領いたしました

【概要】
 佐賀大学は、2025年8月27日、沖縄県久米島町より感謝状を受領いたしました。

 今回の贈呈は、本学海洋エネルギー研究所が推進してきた「海洋温度差発電(OTEC)」が、久米島で行われていた海洋深層水事業に「エネルギーの創出」という新たな観点を加えたこと、発電後の熱交換された海水を産業利用することが有用であり、複合利用に繋がっていること、そしてエネルギー・食料・水の自給自足を目指す「久米島モデル」の要となっていることを評価いただいたものです。

 佐賀大学はこれまでの研究成果を基に、2013年から久米島で沖縄県が実施してきた海洋温度差発電実証実験の技術支援を行ってきました。さらに、発電後の海洋深層水を多段利用する久米島モデルは海洋深層水関連企業20社へ広がっています。これにより、年間約25億円の製品生産額を生み出すとともに、新規雇用140名(関連企業雇用者全体で300名)を創出し、地域産業の活性化に貢献してまいりました。また、久米島モデルは国内外から高い注目を集めており、これまでに80ヶ国・約14,000人の視察者が訪れています。こうした取り組みの積み重ねが認められ、今回の感謝状贈呈につながりました。

 佐賀大学は今後も、地域社会との連携を深めながら、持続可能なエネルギー利用と新たな産業創出に取り組んでまいります。

【本件に関する問い合わせ先】
 佐賀大学 学術研究部 研究推進課
  TEL:0952-28-8742、E-mail:kyoryoku@mail.admin.saga-u.ac.jp

 佐賀大学海洋エネルギー研究所
  TEL:0952-28-8640、E-mail:ioesj@mail.admin.saga-u.ac.jp

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