理事メッセージ

令和7年10月からは、「第4期中期目標期間」の4年目後半にあたり、令和8年度には中間評価が予定されています。また、令和10年度からは「第5期中期目標期間」が始まります。令和2年4月に公表した「ビジョン2030」を羅針盤として、これまで着実に歩みを進めてまいりましたが、2030年(令和12年)は「第5期中期目標期間」の途中に位置するため、佐賀大学憲章に基づいて、「ビジョン2030」をアップデートした「ビジョン2040」の策定が必要です。これに続き、第5期中期目標および中期計画の策定も求められます。したがいまして、今後2年間は、改革を推進するとともに、先行きが不透明な時代に柔軟に対応するための新たな企画を検討する、極めて重要な期間となります。
少子化が加速する中、「知の総和」の向上がこれまで以上に求められています。こうした状況を踏まえ、総務・企画室では、教職員一人ひとりの能力向上とモチベーションの維持・向上、人事評価制度の充実、事務業務の効率化、さらにはリスクマネジメントの強化に取り組んでまいります。さらに、広報室による佐賀大学の積極的な情報発信とステークホルダーからの情報収集、ダイバーシティ推進室による多様性理解の促進、評価対応、そして他機関との連携企画についても、今後の重要な視点として位置づけ、積極的に推進してまいります。
学長、理事、学長補佐など執行部間で密接な意思疎通を図り、各学部とも連携しながら、教職協働により本学が地域とともに発展し、地域に根ざした大学として模範となるよう尽力してまいります。
皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
理事(総務・企画担当)・副学長 大島 一里

佐賀大学は、「しなやかな知性と未知なる領域に踏み出す行動力を基盤に、多様な人々との協働を通して持続可能な社会を構築できる人材を育成する」ことを教育のビジョンに掲げています。その実現には、多様な学生が互いに学び合い、新しい価値観を創出する環境が不可欠です。令和8年度には、学内の教育資源を結集し、国立大学として初めて化粧品科学を専門的に学ぶ「コスメティックサイエンス学環」,および熊本大学との連携による2大学の強みを生かした「教育学部共同教員養成課程」を設置します。現在、カリキュラムや教育環境の最終点検を終え、全国から意欲ある学生を迎え入れる体制を着実に整備しています。これらの新たな教育改革を推進し、地域とともに歩み、次世代を担う学生を育てる大学として、「教育先導大学」の使命を果たしてまいります。
今後とも温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
理事(教育・学生担当)・副学長 鯉川 雅之

佐賀大学は、知の探求者が集う学術共創体として、腰を据えて独創的な研究を育む場です。短期的な成果が求められがちな現代だからこそ、佐賀の豊かな大地が作物を育むように、私たちは学問の自由という肥沃な土壌をいっそう大切に育んでいきます。世界を驚かせる発見や発明は、一人ひとりの飽くことのない科学的探究心と情熱から生まれます。この揺るがぬ信念こそが、私たちの歩みを支える原動力です。「実践智で未来を拓く」という理念のもと、学生・研究者それぞれの知的好奇心という清新な情熱を創造の源泉として、まだ見ぬ未来の礎となる叡智を、ここ佐賀の地から着実に紡いでまいります。
私たち佐賀大学は、学長をはじめ、教職員と学生が心を合わせ、これからも地域社会の未来を担う人材の育成と新しい社会づくりに誠実に貢献してまいります。皆様の温かなご支援とご協力を、心よりお願い申し上げます。
理事(研究・社会連携担当)・副学長 青木 茂久

大学の使命は、質の高い教育により将来を担う人材育成、そしてオリジナリティ溢れる研究を柱とし、社会・地域へ貢献することです。一方、最近の社会情勢の変化から大学を取り巻く状況はずいぶん変わってきています。このため、学長をリーダーとし、令和2年に策定された「佐賀大学のこれから-ビジョン2030-」をもとに、より良い佐賀大学を目指さねばなりません。社会変化に対応し、多くの方に選ばれ特色ある大学となるには、学内外の研究機関との研究のみならず産官学連携が重要です。平成15年に佐賀医科大学と佐賀大学が統合され20年が経過しました。医療担当理事として、教育・研究のゆるぎない連携をサポートし総合大学の強さをアピールできるよう学長、各理事の方々、職員の皆様と協力して参ります。また、ここ数年来のパンデミックにより変化した生活様式、社会情勢に対しても大学の責務を果たすべく尽力していきたいと考えております。
皆様のご協力、ご支援、よろしくお願い申し上げます。
理事(医療担当)・副学長・医学部附属病院長 野口 満

国立大学は、高度な学術研究を基盤に、地域の知的拠点として社会に必要とされる人材の育成、地域社会及び国際社会の発展に寄与することが求められています。AIをはじめとしたデジタルサイエンスの急速な発展、カーボンニュートラルなど社会が大きく変化していくなか、その果たすべき役割はますます大きなものとなっています。佐賀大学では、「ビジョン2030」を策定し、学長のもと「地域と共に未来に向けて発展し続ける大学」を目指し、日々改革にまい進していますが、それらを支えるためには、安定的かつ健全な財政基盤の確立とキャンパスの整備が必要不可欠です。
効率的かつ効果的な経営資源の配分と財源確保の多様化を進め、また地域・産業界との共創が可能となる、環境に配慮した施設整備を進めることで、質の高い教育研究活動を展開し、佐賀大学のプレゼンスが向上していくよう、しっかりと取り組んでまいる所存です。
今後とも御支援・御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
理事(財務・施設担当)・事務局長 田中 智雄

佐賀大学は佐賀の教育と研究の中心拠点であると同時に、人材輩出を行ったり、地域へ賑わいをもたらしたり、地域社会への貢献も期待されています。そのためには、佐賀の子供たちはもちろん、国内外からも「ここで学びたい!」「ここで研究したい!」と選ばれる魅力的な大学作りが欠かせないでしょう。これからの未来を担う若い力を集め、育て、地域社会に送り出すためにも、彼らが望み期待する教育の在り方にしっかりと答えていく必要があります。
グローバル化に対応できる人材がまだまだ佐賀には少ないという話も聞きますし、ダイバーシティ経営への取り組みもこれからますます盛り上がる事でしょう。求められる人材像に答えられ、こうありたいと求める教育が受けられ、研究が進められる。そのような教育拠点で在り続けられる様、尽力したいと思います。
そして佐賀県は産官学の距離がとても近く、連携が密である事に大きな利があります。若輩者ではございますが、私自身も一経済人として、産業と学業の橋渡し役を担えればと思いますし、大学教員や学生の皆様方の研究の成果を発信していければと思っています。
これからも引き続き、皆様のご協力とご支援を賜れます様お願い申し上げます。
理事(渉外・連携担当 非常勤)竹下 真由
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