国連大学チリツィ・マルワラ学長と佐賀大学野出孝一学長がトップ対談、 海洋温度差発電(OTEC)技術と「里山・里海」モデルの国際発信を加速

【概要】
佐賀大学は、2026年3月26日から27日にかけて沖縄県久米島で開催した「国際島嶼GXモデル・アカデミック・サミット(International Academic Summit for the GX Model in Island Regions:IASIR)」において、国連大学のチリツィ・マルワラ学長、山口しのぶ所長ら4名と、佐賀大学の野出孝一学長、坂本麻衣子国際担当副学長や池上康之海洋エネルギー研究所長らの同席によるトップ対談を行いました。
対談では、国連大学が主導する国際パートナーシップ(通称:IPSI)を通じて、里山や里海の循環モデルともなりえる「久米島モデル」を、世界へ発信していく方針が示されました。本モデルは、海洋温度差発電(OTEC)、海洋深層水の複合利用による産業振興も含めた仕組みであり、山から川を経て海へと至る自然の循環を守る「里山・里海」の思想を具現化したものです。マルワラ学長は、深層水利用後のエネルギーを農業や漁業へ多段階に再利用する仕組みや島全体の自律的なエコシステムを、「私が見た中で最も美しいプロジェクトの一つ」と評し、エネルギーと水の問題を同時に解決する島嶼地域の標準モデルとしての有効性を高く評価しました。 また対談の中で、島嶼地域向けGX人材育成プログラムの創設を目指すことや、国連大学のネットワークを活用した学生インターンシップの受け入れ、研究成果の国際的な可視化の強化など、技術と人材育成の両面から持続可能な社会の実現に寄与することを確認しました。
マルワラ学長は「教育や共同研究を通じて、佐賀大学と強力なパートナーシップを築きたい。久米島で目にしたインフラは、技術と環境が調和した素晴らしい一例だ」と期待を寄せ、野出学長は「2005年の研究所設立以来、地域とともに歩んできた久米島での取り組みが、国連との連携という新ステージに到達した。日本の知見を世界の未来へ繋げていく」と決意を述べました。

マルワラ学長(写真左)と野出学長(写真右)との対談の様子 マルワラ学長(写真左)と野出学長(写真右)

参加者全員で写真撮影
【本件に関する問い合わせ先】
佐賀大学 学術研究部 研究推進課国際企画室長(矢田)
TEL: 0952-28-8166 Email: kokusai@mail.admin.saga-u.ac.jp


