佐賀大学では令和2年7月22日，社会的に高い評価を受けたと認められる学生への表彰が行われました。兒玉浩明学長より表彰状と記念品が授与され，お祝いの言葉が贈られました。表彰対象者は，佐賀大学大学院理工学研究科修士課程理工学専攻1年の山城佑太さんです。同大学理工学部在学中に，手を使わずに，常時装着しておくだけで腰を浮かせる装具「座圧軽減装具：フワット」を理工学部の中山准教授と共同開発しました。特許出願2件，学会発表1件に加え，「イノベーション・ジャパン２０１９ ～大学見本市＆ビジネスマッチング～」などの多数の展示会発表に参画するなど，抜群の研究成果を上げており，一般社団法人日本リハビリテーション工学協会主催の「福祉機器コンテスト２０１８」で，「優秀賞」を受賞した。さらに，「第１９回九州・大学発ベンチャー･ビジネスプランコンテスト」で，グランプリを受賞し，九州代表として出場した令和２年２月１７日開催の「キャンパスベンチャーグランプリ：学生ビジネスプランコンテスト第１６回全国大会」で最優秀賞にあたる「経済産業大臣賞，ビジネス大賞」を獲得しました。

　現在は，株式会社山城機巧（認定佐賀大学発ベンチャー企業第1号）の社長として，腰の不調で苦労している人たちを助けています。また，佐賀県のふるさと納税「ふるさと起業家支援プロジェクト」でも多くの支援を集めるなど，活発な活動を行いながらも，学業・研究に励んでいます。