国際展示ルームにて医学部の新企画展を開始

【概要】
佐賀大学では、本庄キャンパス・産学交流プラザ1階に設置している「国際展示ルーム」において、令和8年6月より企画展示をリニューアルし、医学部の研究および取組を紹介する新たな展示を開始しました。
同展示ルームでは、これまで令和7年度の企画展示として海洋エネルギー研究所の研究成果を発信してきましたが、今回の新企画展では、佐賀大学医学部が推進する先進的かつ社会的意義の高い研究に焦点を当て、その魅力と価値を国内外へ広く発信します。
展示では、研究紹介パネルに加え、アフリカ・ケニア共和国 発掘プロジェクトおよび佐賀県中学3年生ピロリ菌検診プロジェクトの映像コンテンツや、全自動遺伝子解析装置「Smart Gene」といった実物展示を取り入れ、マルチメディアを活用した臨場感ある構成としています。
国際展示ルームは、海外を含む国内外の来賓をはじめ、本学学生や大学見学で訪れる高校生など、多様な方々が訪れる施設であり、展示は英語併記にも対応しています。本企画展は、医学部の優れた研究成果と社会貢献の取組を来訪者に分かりやすく伝えるとともに、本学の教育・研究力を国内外に広くアピールする機会となることが期待されます。

アフリカ・ケニア共和国 発掘プロジェクト映像コンテンツ

全自動遺伝子解析装置「Smart Gene」
【展示内容】
●ウイルス糖尿病発症機構の解明とコクサッキーB群ウイルス予防ワクチン開発への挑戦
【佐賀大学医学部 肝臓・糖尿病・内分泌内科/ボストン大学】コクサッキーBウイルスが糖尿病を引き起こす仕組みの解明を目指し、感受性遺伝子(TYK2・STAT2)の発見や、原因ウイルスを高精度に検出する技術の確立を進めています。将来的には、原因ウイルスに対するワクチンの開発を目指しています。本研究に対し、日本IDDMネットワーク様から1型糖尿病予防研究として1,000万円の助成を受けることとなり、累計助成額は1億770万円となりました。
・研究紹介パネル

●アフリカ・ケニア共和国 発掘プロジェクト
【医学部 生体構造機能学講座 解剖学・人類学分野 菊池 泰弘】
アフリカ・ケニア共和国において、人類が二足歩行を獲得した過程の解明に挑むため、人類と大型類人猿の共通祖先にあたる化石の発見を目指す研究を進めています。本研究は、人類進化の根源に迫り、「ヒトとは何か」を理解するための重要な手がかりとなるものです。
・研究紹介パネル、映像展示

●胃がんゼロを佐賀県から(中学生から始める胃がん予防)
佐賀県中学3年生ピロリ菌検診プロジェクト
【佐賀大学医学部 小児科】
胃がんの主因であるピロリ菌に着目し、中学3年生を対象とした検診を通じて早期発見・除菌を行う、全国初の県単位による胃がん予防の取組を推進しています。あわせて、便検体を用いてピロリ菌感染と薬剤耐性を迅速かつ非侵襲的に診断することが可能となり、小児医療およびピロリ菌診療の発展への貢献が期待されています。
・研究紹介パネル、映像展示、医療機器展示

●健康寿命の延伸を目指して:佐賀大学医学部予防医学分野が挑む「オーダーメイド予防」
【佐賀大学医学部 社会医学講座 予防医学分野】
佐賀大学医学部予防医学分野では、遺伝子情報や客観的な身体活動データに基づく「オーダーメイド予防」により、健康寿命の延伸を目指した研究を推進しています。運動量の増加が生物学的年齢の若返りにつながることや、遺伝子解析により糖尿病リスクを高精度に評価できることを明らかにするなど、個々に最適化された予防法の確立に取り組んでいます。
・研究紹介パネル

国際展示ルームの展示風景

研究紹介パネル、映像展示、医療機器展示
【本件に関する問い合わせ先】
佐賀大学 学術研究部 研究推進課国際企画室
TEL: 0952-28-8701
Email: kokusai@mail.admin.saga-u.ac.jp


