公正な研究活動の推進に関するFD講演会・研究者意見交換会を実施
佐賀大学は、3月7日、有本建男氏(政策研究大学院大学客員教授、国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター上席フェロー、公益財団法人国際高等研究所副所長)を講師に招き、「公正な研究活動の推進に関するFD講演会」を本庄キャンパスと鍋島キャンパスの2ヵ所で開催しました。
この講演会は、大学における公正な研究の環境整備に取り組むため、研究倫理教育の一
環として毎年行われているもので、佐賀大学執行部や学部長(研究倫理教育責任者)をはじめ両キャンパス延べ170名あまりの教職員の参加がありました。
講演会では、有本氏より「国連SDGsとブダペスト宣言と21世紀の科学技術」と題して、研究者が遵守すべき倫理、研究者としての責務等について事例や世界の情勢解説を交えた講演が行われ、参加した教職員は熱心に傾聴しました。質疑応答では、大学をはじめとする多くの研究機関が認識すべき社会における科学研究の在り方等について質問されるなど、本学教職員の研究倫理を向上させる大変有意義な講演会となりました。
また同日、両キャンパスにおいて有本氏と佐賀大学所属の研究者との意見交換会が行われ、佐賀の地におけるローカルな研究の推進と社会への研究成果の還元等について、熱心な議論が行われました。
講演を行う有本氏
会場の様子 研究者との意見交換会の様子