佐賀市適応指導教室「くすの実」で大学院生らが理科実験教室を実施(3)
【概要】
不登校支援機関の適応指導教室「くすの実」にて理工学部の教員と循環物質化学専攻大学院生らが本年度3回目の理科実験教室を実施しました。
【本文】
理科実験教室支援活動は,佐賀市教育委員会の不登校支援機関である適応指導教室「くすの実」の要請により,理科への興味をきっかけに子供達の就学意欲を惹起することを目的に平成17年から行なっています。
本年度第3回目の理科実験教室は,令和元年7月12日(金)に循環物質化学専攻およびシステム創成科学専攻の大学院生と理工学部機能物質化学科の学部生が,理工学系化学部門 長田 聡史 准教授とともに,「光の不思議な世界」と題して偏光板を用いた実験を行いました。
最初に2枚の偏光板を重ねて見て,片方の偏光板を回転させると光の透過が変化することを確認しました。次に偏光板を通してノートパソコンの画面を見ることで,身の回りの製品に偏光板が使われていることを生徒たちに実感してもらいました。続いてセロファンテープの性質を利用して,偏光板で万華鏡を作る工作実験を行いました。最後に偏光板を挟んで砂糖水を見る実験を行い,生徒たちは透明な砂糖水が着色して見える意外さに驚きの声をあげていました。
「理科実験教室」の様子
生徒さんの偏光板万華鏡の作品