シンポジウム「柳川掘割ウナギものがたり」の開催案内
【概要】
総合地球環境学研究所横山プロジェクトが柳川市で行うシンポジウムです。本プロジェクトには、佐賀大学から経済学部樫澤 秀木教授および経済学部児玉 弘准教授が参加しています。総合地球環境学研究所については、下記URLをご参照ください。
シンポジウムでは、「やながわ有明海水族館」の高校生館長・亀井祐介氏や「森は海の恋人」というスローガンで知られる畠山重篤氏(NPO 法人森は海の恋人代表)他が講演します。佐賀大学のメンバーは、2021年度に行った「有明海沿岸四県住民アンケート」の結果に基づいて、有明海の現状を報告します。
開催日時:2022年11月26日(土)12時30分~17時30分
場 所:柳川市立図書館アメンボセンター視聴覚ホール
総合地球環境学研究所:https://www.chikyu.ac.jp/
※詳細は、チラシをご覧ください。
〇活動の目的
総合地球環境学研究所横山プロジェクトは、三陸海岸や有明海において、人と海の関係を問い直す運動を調査するプロジェクトであり、来年度から本格始動する予定です。有明海においては、柳川市の掘割ウナギ復活の運動と、諫早湾干拓をめぐる運動を分析します。
今回のシンポジウム「柳川掘割ウナギものがたり」は、その準備段階として、関係者が問題関心を共有するとともに、外部にアピールする機会として構想されています。
〇期待される成果
本シンポジウムは、その副題「『有明海の再生を目指すニホンウナギと人の協働』の集い」が示すように、有明海の再生を目指す上で、これまであまりスポットが当てられてこなかった「ニホンウナギ」を中心に据えて、その保護と拡大を目指すことにより、人間の対立や紛争を超える契機を見出そうとするものです。この柳川での取り組みは、柳川と並ぶウナギの産地である(あった)諫早にとっても大きな意味を持つものです。
【本件に関する問い合わせ先】
佐賀大学経済学部経済法学科教授 樫澤秀木
E-Mail:kashi@cc.saga-u.ac.jp