亀山ゼミ企画 シンポジウム開催「土壌と生きる-佐賀市における消費者の環境への関心と日常行動の関連性の要因分析-」


【概要】
 令和7年12月12日(金)の15時より、佐賀大学経済学部亀山研究室(教授: 亀山嘉大)の学生グループ (経済学部3年:島内昭弥、名切渉、橋本菜々)は、企業と専門家と学生の連携企画シンポジウム「土壌と生きる―佐賀市における消費者の環境への関心と日常行動の関連性の要因分析―」を開催いたします。本学生グループは、世界的に耕作可能な土壌が減少しているという現状を受け、この土壌問題を少しでも多くの人々に認知してもらうことと、日常生活の中での環境に配慮した行動を促すことを目的として活動してきました。土壌は生態系の基盤であり、土壌が汚染されることは生態系の破壊にもつながります。生態系の破壊は消費者の生活にも影響を与えるため、消費者は土壌問題を身近な環境問題と捉える必要があります。本研究では、いくつかの土壌問題の発生要因の中から、消費者が自分事として考えることができるように身近な農薬(食生活)、プラスチック、生活排水の3つに注目し、調査・研究を行いました。

 シンポジウムでは、アンケートのデータから土壌問題に関心のある人や環境に配慮した行動をとっている人の特徴を明らかにします。また、パネルディスカッションを通して、土壌問題や生態系の破壊が消費者の生活に与える影響について議論を行います。

 なお、本シンポジウムの前座として、同日(同会場)14時30分から14時45分にかけて、亀山研究室の別の学生グループ (経済学部3年:甲斐隼、中島佑人、平野紗枝)が、福岡県新宮沖にある相島の魅力発信のためPR動画を紹介します。相島産のマダイやワラサを使用した水産加工品「棒ずし」も紹介します。土壌と海洋生態系の関係は強く、新鮮で栄養価の高い魚を取るためには、良質の土壌が必要になります。

〇活動の目的
 シンポジウムでは、佐賀市の企業・団体に従事されている社会人(消費者)の方を対象に行ったアンケート調査をもとに土壌問題の関心と消費者行動の関連性、環境配慮行動を行う人の要因を分析により明らかにし、消費者の土壌問題に関する認知向上と環境へ配慮した行動を促すことを目的としています。

〇期待される成果
 シンポジウムでは、土壌問題を農薬(食生活)、プラスチック、生活排水の3つの面からアプローチすることにより、参加者に土壌問題を身近な環境問題と捉えてもらうことができると考えます。また、環境配慮行動を行う人の特徴を明らかにし、環境配慮行動を促進するための提案をします。そして、環境に配慮した行動をとってもらうことで土壌問題の進行を抑えることができると考えます。

▼画像をクリックいただくとPDFでご覧いただけます。

 

【本件に関する問い合わせ先】
 佐賀大学経済学部教授 亀山嘉大
   TEL:0952-28-8447(亀山研究室)
  E-mail:kameyama[at]cc.saga-u.ac.jp

 

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