インドネシア・ハサヌディン大学工学部と佐賀大学大学院理工学研究科がサンドイッチプログラムに関する協定を締結

【概要】
 2025年5月29日(木)、インドネシア共和国のハサヌディン大学工学部と佐賀大学大学院理工学研究科は、サンドイッチプログラムに関する学術協定を締結しました。本学が推進する戦略的パートナーシッププロジェクトの一環として、これまで培ってきた両大学の交流をさらに深化させるものです。

  本プログラムでは、博士前期・後期課程の学生が相手大学に3ヶ月以上滞在し、両大学の教員による共同指導のもとで研究を行います。帰国後には共同審査を経て、修了者には通常の学位記に加えて、両大学の学部長名が記載された修了証が授与されます。教育の質保証を伴った新たな国際的教育プログラムとして、今後の教育と研究の発展が期待されています。

【本文】
 2025年5月29日(木)、佐賀大学理工学部の学部長室において、佐賀大学大学院理工学研究科と、学術交流協定校であるインドネシア・ハサヌディン大学工学部との間で、サンドイッチプログラムに関する協定の調印式が行われました。

 調印式には、ハサヌディン大学から学部長のMuhammad Isran Ramli教授、副学部長のRustan Tarakka教授をはじめ、土木工学科のTri Harianto教授ならびにRudy Djamaluddin 教授、環境工学科のMuralia Hustim 学科長、Sumarni Ali教授の計6名の教員が参加しました。本学理工学部から副学部長の小島 昌一 教授、国際担当副学長・国際交流推進センター長の三島 伸雄 教授、機械工学部門の宮良 明男 教授、カーン・タウヒドゥルイスラム 教授(国際担当学部長補佐)、都市工学部門の押川 英夫 教授と三島 悠一郎 講師の6名が参加しました。

 式典冒頭では、Isran教授と小島教授による協定書への署名が行われ、正式にサンドイッチプログラムが発足しました。続く意見交換では、プログラムの具体的な運用や、教育・研究の更なる発展に向けた取り組みについて活発な議論が交わされました。特に、ハサヌディン大学で進められているテーマ別研究グループ(TRG)制度や、本学の戦略的パートナーシッププロジェクトとの連携強化に関する情報が交換されました。

 サンドイッチプログラムとは、博士前期・後期課程に組み込まれる形で運用される国際教育プログラムです。学生は相手大学に3ヶ月以上滞在し、両大学の教員による共同指導のもとで研究を実施します。その後、英語で論文を執筆し、主・副指導教員および共同指導者を含む最終審査を経て、所属大学より通常の学位記が授与されます。加えて、両大学の学部長名が記載された修了証も発行されます。学生の意思に基づく単なる留学ではなく、正規課程に位置づけられた研究指導の一環として実施されることから、教育の質保証を伴う国際連携型プログラムとして意義のある取組です。

本協定の締結を契機として、両大学間の教育・研究のさらなる発展が期待されます。


            協定書への調印の様子

             参加者の集合写真


              意見交換の様子

【本件に関するお問い合わせ先】
 佐賀大学理工学部総務
     電話 0952-28-8513

 

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