佐賀城下にあった幻の大名庭園-佐賀藩が幕末に近代化のトップランナーになれた原点はここにあった!-を出版しました
『佐賀城下にあった幻の大名庭園-観頤荘』(佐賀学ブックレット⑥、中尾友香梨著、佐賀大学地域学歴史文化研究センター発行、海鳥社発売、2018年)を出版しました。
佐賀藩三代藩主・鍋島綱茂公(1652~1706)によって現在の佐賀市赤松町南部と鬼丸町西部に造営されたこの庭園は、総面積がおよそ11万6000平方メートル(約3万5000坪)に達し、内容・規模ともに日本三名園と比べてまったく遜色のない、近世前期の大名庭園ではトップレベルのものでした。
ただ、その存在期間が9年未満と短かったため、かつてここに豪壮な大名庭園が存在したことすら知る人は少ないですが、実は佐賀藩が幕末に近代化のトップランナーになれた原点はここにありました!
そのことを本書の中で明らかにしています。
【本件に関するお問い合わせ先】
佐賀大学地域学歴史文化研究センター
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