都市工学専攻大学院生が「タイニーハウス小菅デザインコンテスト2018」にて村長賞を受賞しました
平成30年6月17日に山梨県北都留郡小菅村で開催された「タイニーハウス小菅デザインコンテスト2018」において、ミャンマー出身の留学生で工学系研究科環境・エネルギー科学グローバル教育プログラム(PPGA)都市工学専攻博士前期課程2年のThet Su Hlaingさん(指導教員:小島 昌一教授)が「村長賞」を受賞しました。
Suさんは大学院の授業「Advanced Exercise of Architecture and Urban DesignⅡ」(担当:平瀬有人准教授)の演習の一環でこのコンテストに応募しました。作品タイトルは「ZOOM-IN INTO THE NATURE」です。この作品はタイニーハウスと自然とのかかわりを考察した提案で、自然への負荷を低減するため丸太基礎のデッキを設定、その上に木造の四角い箱を乗せた構造となっています。自然とのかかわりを強めるためのカメラのレンズのような仕掛けや東南方向からの採光を考えた配置となっており、自然のビューを楽しむ仕掛けが評価されました。また、受賞作品の中で唯一英語による提案書であることも目を引きました。
今年度の応募者(作品提出者)は124名で、その中から最優秀賞1作品、優秀賞1作品、特別賞2作品、YADOKARI賞1作品、そして村長賞2作品が選ばれました。Suさんを除く受賞者(6作品7名)全員が企業の方々という中で、学生の受賞者であるSuさんの健闘が光ります。
Thet Su Hlaingさんは株式会社戸上電機製作所のミャンマー人留学生奨学金給付を受けて就学しています。Suさんは修士研究としてミャンマーの伝統的住宅の室内熱環境の改善に関する研究に取り組んでおり、今回の受賞により研究に益々弾みが付くことが期待されます。
※コンテストの詳細については、こちら(タイニーハウス小菅デザインコンテスト2018結果発表ページ)よりご確認ください。
受賞したThet Su Hlaingさん 授賞式の様子 「村長賞」盾
【本件に関するお問い合わせ先】
理工学部都市工学科 教授 小島 昌一
TEL:0952-28-8490