和久屋寛准教授らが,産業応用工学会全国大会2019において, 産業応用工学会賞を受賞

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 令和元年9月18日~20日に九州工業大学戸畑キャンパスで開催された「産業応用工学会全国大会2019(IIAE2019)」において,電気電子工学部門の和久屋寛准教授が参加する「ICTまちづくりデザインプロジェクト」(代表者:都市工学部門・三島伸雄教授)に関わる研究発表が高く評価され,「産業応用工学会賞」を受賞しました。

 産業応用工学会は,製品化を視野に入れた応用研究からプロトタイプの製作,製品開発までを領域とし,その領域における研究,開発を推進するため,2012年に設立された学術団体です。今回受賞した研究発表は,平成31年3月に電気電子工学科を卒業した中村飛清さんが在籍中に取り組んだ卒業研究の内容を中心に,当時の指導教員であった和久屋准教授らがとりまとめて報告したものです。

 

○産業応用工学会全国大会2019(IIAE2019)産業応用工学会賞 

 題 目:“遺伝的アルゴリズムを用いた民泊施設における宿泊客受け入れ態勢構築の試み”

 発表者:和久屋 寛, 中村飛清, 伊藤秀昭, 三島伸雄:

 資 料:産業応用工学会全国大会2019講演論文集, GS4-4, pp.35-36, 2019.09

 ※賞のホームページ:https://www2.ia-engineers.org/iaeac2019/awards/

 

【発表概要】

 我々が,「ICTまちづくりデザインプロジェクト」の研究対象地区としている鹿島市肥前浜宿では,近年,観光客が急増しており,近隣に飲食店や宿泊施設の少ないことが指摘されています。そのようなとき,民泊新法の成立を受けて,地区内の古民家を宿泊施設として活用する構想が浮上しました。一般に,古民家は規模が小さく,多くの宿泊客を同時に受け入れられないことが問題点として挙げられます。そこで,この課題を克服するため,宿泊者を分散して受け入れる態勢の構築を検討しました。具体的には,生物進化のメカニズムに学ぶ遺伝的アルゴリズム(GA)という計算手法を適用したところ,事前に設定した条件を満足する適切な解候補の得られることが判明し,提案手法の有効性を確認できました。

 

 

受賞記念写真

IIAE2019実行委員長の芹川聖一先生(右)と和久屋寛准教授(左)

授与された賞状

 

 

 

【本件に関するお問い合わせ先】

  佐賀大学理工学部総務  電話 0952-28-8513 

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