【受賞者】

　佐賀大学大学院先進健康科学研究科　修士課程2年　矢垰　紅音（やとう　あかね）

 

【受賞した賞の名称】

2021 IES Poster Awards

 

【受賞先】

The ISMAR-APNMR-NMRJ-SEST International Meeting

(22^nd International Society of Magnetic Resonance Conference, 9^th Asia-Pacific NMR Symposium (APNMR9), 60^th Annual Meeting of the Nuclear Magnetic Resonance Society of Japan (2021), 60^th Annual Meeting of the Society of Electron Spin and Technology (SEST2021))

 

【受賞した日】

2021年8月27日

 

【受賞した研究の題目】

X-ray Crystallography and Site-Directed Spin-Labeling ESR Reveal Cold Adaptation and High Thermal Stability Mechanisms of Cold-Adapted Glucokinase

 

著者：矢垰紅音1、浅香里緒2、杉本宏3、渡邉啓一2、堀谷正樹2

1佐賀大学大学院先進健康科学研究科、2佐賀大学農学部、3理化学研究所放射光科学研究センター

 

【受賞につながった研究内容】

　低温適応酵素は高活性という有用な特徴を持ちますが、熱安定性が低いために産業利用が遅れています。受賞者はX線結晶構造解析法、電子スピン共鳴法、部位特異的変異体法によって安定性の高い低温適応酵素の創出のための分子基盤を解き明かしました。

 

【その他PRしたい特記事項】

　低温適応酵素の高熱安定化が可能になれば、環境に優しい酵素触媒として創薬・食品などの幅広い分野への応用利用が期待されます。受賞研究により得られた知見を活かし、今後は普遍的な酵素の高熱安定化に取り組みます。

 

 

 

 

 

 

【お問い合わせ先】

　農学部 助教　堀谷 正樹

horitani (at) cc.saga-u.ac.jp