佐藤珠美教授が優良助産師厚生労働大臣表彰を受賞

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医学部看護学科母性看護・助産学領域 佐藤珠美教授が令和4年度優良助産師厚生労働大臣表彰を受賞しました。

優良助産師厚生労働大臣表彰とは、助産師として20年以上就業し、就業態度が誠実勤勉、かつ、人格が高潔であって他の範となり、助産業務の啓蒙、助産技術の改善又は助産要員の指導育成について功績顕著な者で、かつ助産業務の功績により都道府県知事又は(公社)日本助産師会長等の表彰を受けた者が望ましいとされています。今回の受賞は、佐賀県知事からのご推薦によるものです。

佐藤教授は、助産師として13年間勤務し、福岡教育大学で教育学修士、大阪大学大学院医学系研究学で保健学博士を取得しています。そして、1995年に佐賀医科大学 看護学科(現佐賀大学)での助手としての勤務を最初に、広島国際大学看護学部、日本赤十字九州国際看護大学を経て、現在佐賀大学医学部看護学科の教授として看護・助産教育に当たっています。この間、モロッコ地方村落部妊産婦ケアプロジェクトなど、多数のJICA研修も担当しました。

研究テーマは、「更年期」に始まり、「流産後の悲嘆ケア」、「地方村落部の地域看護の問題解決」、「妊産婦や育児期女性の尿失禁の予防」、「育児期の腱鞘炎予防」、「抱っこ時の不調を予防する遠隔姿勢評価・支援」へと広がりを見せています。しかし、その中心テーマは常に女性や妊産婦の生涯にわたる健康支援です。

近年では、2020年に佐賀大学リージョナルイノベーションセンターの産学地域連携部門長を拝命し、また同年には地域の有志で、多職種連携による産前・産後ケア事業を遠隔で行う(一社)ヘルスサポーターズイノベーション(以下、hsiとする)の立ち上げ、その運営に関わっています。このhsiは、『佐賀県版“ネウボラ”妊娠期から切れ目ない相談支援』で、産前・産後のオンライン相談業務を受託しています。また、助産師不足・偏在のなかで、妊娠期から切れ目ない支援を実現するために、2022年度には、文部科学省令和2年度「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」の委託を受けて、『佐賀県助産師リカレント教育』を実施し、50名の助産師や助産師学生が受講しました。

          

  

 

【本件に関する問い合わせ先】
  医学部看護学科教授 佐藤 珠美
  TEL:0952-34-2550
  E-mail:tsatoh@cc.saga-u.ac.jp

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