理工学専攻建築環境デザインコース大学院生が第16回長谷工住まいのデザインコンペティションで佳作を受賞

【概要】
 理工学専攻建築環境デザインコース博士前期課程1年生の西村 奏波さんが,第16回長谷工住まいのデザインコンペティションで佳作を受賞しました。九州大学大学院生らとの共同による「都市(マチ)につくる森の集合住宅」という作品で,建設残土で敷地に森をつくって集合住宅をデザイン化したことが高く評価されました。

【本文】
 理工学研究科理工学専攻建築環境デザインコース博士前期課程1年の西村 奏波さんが,九州大学大学院の学生らと第16回長谷工住まいのデザインコンペティション「循環する集合住宅」(主催:株式会社長谷工コーポレーション,後援:株式会社 新建築社)に出品し,佳作を受賞しました。審査委員長は世界的に著名な建築家の隈 研吾氏で,全184点(応募登録368件)の応募の中から,1次審査通過4点と佳作10点が選出され,その佳作に選ばれました。
 西村さんたちの作品は,「都市(マチ)につくる森の集合住宅」で,建設工事で発生する土砂(建設残土)が産業廃棄物となり,不適切な埋立による災害時の土砂崩落や景観への悪影響に問題意識を持ち,建設残土を「循環資材」として,敷地内に留め活用することで都市に新しい風景をつくることを考えたところに特徴があります。森の集合住宅では家族や同居人と縦に繋がり,隣人や地域とは森を介して横に繋がり,人や住まい,そこに存在する全ての生き物及び土について総体的に考えることで,人と自然が共に生きていく暮らしを創造・提案しています。
 2次審査と表彰式は,令和4年12月10日(土)に東京都千代田区のホテル・ニューオータニで実施され,受賞者らは全員招待されました(残念ながら,西村さんたちのチームはコロナ禍で出席を断念しました)。コンペの結果は,我が国で最も購入読者数の多い建築雑誌『新建築』に掲載される予定です。ここに,その素晴らしい結果を讃えたいと思います。

 

〇第16回長谷工住まいのデザインコンペティション
https://shinkenchiku.net/haseko/2022/result/result1st.html

 理工学専攻建築環境デザインコース博士前期課程1年 西村 奏波 さん(指導教員:三島 伸雄 教授)
 作品名:都市(マチ)につくる森の集合住宅
 作 者:佐渡 惠太(九州大学大学院),西村 奏波(佐賀大学大学院),水川 裕紀子(九州大学)


作品「都市(マチ)につくる森の集合住宅」


授与された表彰状

 

【本件に関する問い合わせ先】
 佐賀大学理工学部総務
 電話 0952-28-8513

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