【概要】

理工学研究科理工学専攻機能材料化学コース博士前期課程1年の坂口 温音さんが、2023年10月25日（水）～26日（木）に開催された「第69回ポーラログラフィーおよび電気分析化学討論会」で学生優秀発表賞を受賞しました。

【本文】

　理工学研究科理工学専攻機能材料化学コース博士前期課程1年の坂口 温音さん（指導教員：冨永 昌人 教授）が、「第69回ポーラログラフィーおよび電気分析化学討論会」のポスター発表部門で学生優秀発表賞を受賞しました。
　本討論会は、界面電荷移動の基礎研究をベースとした、電気分析化学・解析電気化学を主な研究分野とする日本ポーラログラフ学会主催の学術講演会で、本分野の第一線で活躍している大学、国公立の研究機関ならびに企業等の研究者と学生が多数集い、毎年秋に開催されています。今年は長崎大学の学会会員が世話人となり、2023年10月25日（水）～26日（木）に福江文化会館（長崎県五島市）で開催されました。本討論会では、優れた研究成果と適切な質疑応答を兼ね備えた発表を行った学生に対して、厳格な審査を経て、学生優秀発表賞が授与されています。
　坂口さんは、修士論文研究において、酵素と電極間の直接電子移動反応によリ生じる電気信号の検出を測定原理として、皮膚からの極微量のアセトアルデヒドガスを定量的に検出する酵素修飾セルロースナノファイバー（CNF）薄膜センサの開発に取り組んでいます。今回、超高感度化に必要なセンサ測定条件の最適化によりアルデヒドを超高感度に検出できたこと、ならびに酵素電極反応の挙動解析に関する研究成果が優れていたことに加えて、そのプレゼンテーションと質疑応答が優れていると判断され、本受賞に至りました。

〇学生優秀発表賞
　理工学研究科理工学専攻機能材料化学コース 博士前期課程1年 坂口 温音 さん（指導教員：冨永 昌人 教授）

　題目：CNFシートを基板としたアセトアルデヒド脱水素酵素修飾電極を用いた皮膚からのアセトアルデヒド検出

　参考：日本ポーラログラフ学会（http://www.polaro.jp/meeting.html）

　 　
ポスター発表のようす　　　　　　　　　　　　　　　表彰式　　　　

授与された賞状

【本件に関する問い合わせ先】
　佐賀大学理工学部総務
　電話　0952-28-8513