【概要】
　佐賀大学農学部は、農林水産省が推進する農業女子プロジェクト（※）の取組みの一つである未来の農業女子育成「チーム“はぐくみ”」のパートナー校として活動を開始することになりました。「チーム“はぐくみ”」とは、全国の農業女子メンバー、未来の農業女子候補（女子大生）、教育機関であるパートナー校が相互に協力し、「若い女性の職業選択肢に『農業』を加える」ことを目的とする活動です（https://nougyoujoshi.maff.go.jp/team_hagukumi/）。すでに、全国の国私立大学７校と高等学校１校が「チーム“はぐくみ”」のパートナー校として活動中であり、佐賀大学農学部の参画は全体で９校目、国立大学では山形大学に続いて２校目となります（2024年7月16日現在）。

〇活動の目的
　佐賀大学農学部では、主に佐賀県内の女性農業者グループである、『さが農業女子「カチカチ農楽が～る」』（以下、「カチカチ農楽が～る」という。）との協働を通じた活動を進めます。具体的には、「カチカチ農楽が～る」メンバーによる農学部専門科目「アグリキャリアデザイン」（１年生対象）での招待講義を皮切りに、学生と「カチカチ農楽が～る」メンバーとの継続的な座談会や、合同でのマルシェなど地域イベントの開催（随時）を企画します。これら取り組みから得られる成果を通じて、農学部生（特に女子学生）が地域の農業と農村の諸問題解決に主体的に関わり、将来の就農に向けたビジョンを描けるようにすることが目的です。

〇期待される成果
　①佐賀大学生が県内農業の実情をよく理解し、地域農業の活性化に向けて主体的に関わる機会が提供されます。

　②特に女子学生の中から自ら就農を目指す人材を発掘し、「カチカチ農楽が～る」メンバーとの親密な交流を通じて、農畜産物の生
　　産技術、加工や販売管理、経営管理能力の向上など実地で学ぶ機会を増やすことができます。

　③佐賀大学生が「かちかち農楽が～る」メンバーとして加わることで、組織の構成員と活動範囲の拡大につながり、その活動の持続
　　性が図られます。

※農業女子プロジェクト
　農業女子プロジェクト（平成25年設立）とは、企業・教育機関と連携して、女性農業者の知恵を生かした新たな商品・サービスの開発、未来の農業女子を育む活動、情報発信等を行い、社会全体での女性農業者の存在感を高め、併せて職業として農業を選択する若手女性の増加を目的とした農林水産省の取組みです。

　農業女子プロジェクト公式Webサイト
　http://nougyoujoshi.maff.go.jp/　

【本件に関する問い合わせ先】
　佐賀大学農学部　辻一成（0952-28-8731,  tsujikjp@cc.saga-u.ac.jp）
　農業女子プロジェクト事務局（農林水産省経営局就農・女性課女性活躍推進室）
　03―3502－6600　team-jyosei@maff.go.jp