経済学部生6名 国際学生プレゼンテーション大会の報告証明書授与・学生感想
【内容】
経済学部のサーリヤ研究室・中村研究室、吉田研究室の学生チーム(昨年度経済学部3年生)が、2024年11月3日、韓国の全南大学(Chonnam National University)で開催された第33回アジア経済シンポジウム(the 33rd Asian Economic Symposium)の国際学生プレゼンテーション大会(Student Summit)にて、オンラインで研究報告を行った報告証明書(Certificate of Presentation)を授与されました。
佐賀大学経済学部では、経済学の視点と国際コミュニケーション能力を兼ね備えた人材を育成すべく、アジアの提携先とシンポジウムを共催して、学生に英語で研究報告する機会を提供しています。
なお今年度開催される第34回アジア経済シンポジウム(the 34th Asian Economic Symposium)は、佐賀大学経済学部主催となります。
【研究報告タイトル】
グループ1. “The ESG Investment and Current Situation in Japan and the World”
「ESG投資と日本と世界の現状」
報告者:石井日菜子,大坪愛美,谷川勝喜(以上、吉田研究室所属)
グループ2. “Carbon Neutrality Policy and Energy Landscape in Japan”
「カーボンニュートラル政策と日本のエネルギー事情」
報告者:今泉 光, 浦川 創多, 岩本 愛未(以上、中村研究室・サーリヤ研究室所属)
【学生感想】
アジア経済シンポジウムのプレゼンテーションに関するフィードバック
浦川創多
私は、このプログラムの事をサーリヤ教授の紹介で知りました。私は、同年の9月に国際交流実習でスリランカを訪れ英語を使ったコミュニケーションや異文化に実際に触れる事を通じて、さらに英語を利用したグローバルな活動に参加してみたいと思うようになりました。そこで、英語を使ったプレゼンテーションを通じて海外の大学との交流する機会があることをサーリヤ教授から教えてもらい参加しました。今回の発表では、「カーボンニュートラルと日本のエネルギーの現状」について調査してまとめました。調べていく中で、どの課題においても生産コストを低く抑えることと生活の質をキープまたは向上させることの両立が新技術・新製品の導入の障壁となるケースが多いと感じました。温室効果ガスの排出量削減はペースを加速させる必要がある一方で、着実に減少しているという一定の成果も確認できました。発表当日に向けて準備期間は短かったですがリハーサルと内容の修正を何度も繰り返して本番に臨みました。本番は緊張感もある中で練習通りに発表できたと思います。反省点としては、質疑応答の段取りがあまりうまくいかなかった点で返答用の資料や対策を細かく作っておくべきだったと感じました。他大学の学生や教授の発表も環境問題についてのそれぞれの国の現状、問題、政策等を知ることができました。英語のリスニングは所々困難な部分もあったのでこれからも向上心をもって英語を学んでいこうと思いました。また、このプログラムに参加して海外の学生と交流することは普段はできない新鮮な経験だったと改めて感じたので今後もこのような機会を大事にしていきたいと思います。
ありがとうございました。
アジア経済シンポジウムを終えて
今泉光
アジア経済シンポジウムを終えた感想としては、非常に良い経験を得ることができたということだ。
一点目に、知識の習得だ。今回のプレゼンテーションでは、日本のカーボンニュートラル達成に向けた政府や企業の取り組みについて取り上げた。日本政府が設立した太陽光発電の促進のためのFIP制度や、企業の発電されたエネルギーを効率よく使用するためのVPPなど、新たに学ぶことが多くあった。新しく知ったことを元に、自分の中の環境問題への意識が少し高まったように思う。
二点目に、モチベーションが高まったことだ。海外の学生のプレゼンテーションの中には、統計ソフトを用いたものが多くあり、内容の充実が素晴らしかった。英語も流暢で、自分の不足を実感すると同時に、専門授業や英語への意欲も高まった。
環境問題への知識が深まったこと、学習への意欲が高まったことを踏まえ、今回のアジア経済シンポジウムから、良い影響を受けたと考える。この気持ちを忘れず、残りの大学生活を実りあるものにしていきたい。
アジア経済シンポジウムへ参加して
大坪愛美
英語でのプレゼンテーションということで、最初は不安の方が大きかったです。しかし、ゼミの吉田先生のサポートやチームのみんなとの助け合いで満足のいくプレゼンが出来ました。他大学の教授方も優しく見守ってくださり、貴重な経験をさせていただいたと感じています。
グループ1
グループ2
【本件に関するお問い合わせ先】
佐賀大学経済学部 教授 ディ・シルバ・ジュアン・アーチャリゲ・サーリヤ
T E L:0952-28-8426(サーリヤ研究室)
佐賀大学経済学部 教授 吉田友紀
T E L:0952-28-8455(吉田研究室)
e-mail : yyoshida@cc.saga-u.ac.jp