カザフスタン建築土木高等アカデミー バフティヤール・サブデナリエフ学長が 野出孝一学長を表敬訪問 ~「防災×デザイン」を軸とした全学的な交流へ


【概要】
 佐賀大学は2026年6月17日、本学の理工学部と部局間交流協定関係にあるカザフスタン建築土木高等アカデミー(KazGASA)より、バフティヤール・サブデナリエフ学長およびモルダムラトフ 副学長の表敬訪問を受けました。学長室にて行われた本訪問には、本学側から、野出孝一学長、青木茂久理事(研究・社会連携・国際担当)、坂本麻衣子副学長(国際担当)、中村隆敏芸術地域デザイン学部長及び理工学部の三島伸雄教授らが出席しました。

 両大学は2015年以来、理工学部を中心に10年近く交換留学生の受け入れを続けています。近年では、両国共通の課題である自然災害に対し、デザインの視点を取り入れた実践的な研究として、防災誘導アイコンや避難絵本の制作等で成果を上げています。野出学長は歓迎の挨拶で、これらが本学の長期ビジョン「Vision2040」の理念『実践智で未来を拓く』を体現するものであると高く評価しました。 
 懇談では、サブデナリエフ学長から同国の国家目標に向けた本学との連携の重要性が語られ、共同学位などの国際共同教育プログラム、教員招聘など多角的な連携案が提示されました。これを受け野出学長は、中央アジアとの連携を拡充させ、理工学分野の実績を起点に、芸術地域デザイン学部をはじめ全学的な『防災×デザイン』という新たな交流が拓けることを強く期待すると応じました。最後に、記念品の交換と記念撮影をもって和やかに締めくくられ、両大学が共に「実践智」をもって未来を拓くための、実り多き第一歩となりました。

 表敬訪問を終えた一行は、続いて本交流の牽引役であり、長年にわたりKazGASAからの留学生受け入れと指導にあたってきた理工学部の三島教授の案内により、理工学部都市工学部門を訪問しました。都市工学部門の多くの教員が参加し、研究に関する活発な意見交換が行われました。
 意見交換では、コンクリート工学や水理学・地盤工学分野および建築保全再生学・集落計画分野に関する研究成果等の紹介が行われ、耐震・防災・保全に関する具体的な取組について議論が深められました。特に、地震多発地域という共通の課題を背景に、構造物の安定性評価や洪水リスクへの対応、町並み保存などについて双方の研究知見を共有し、今後の共同研究の可能性を確認しました。

 さらに、国際交流推進センターの東出朋准教授も加わり、今後の留学生受け入れや教育連携の在り方について協議が行われました。日本への関心が高い現地のニーズに応えるための学生交換枠の拡大や、短期ワークショップとハイブリッド型授業を組み合わせた段階的な交流プログラムの構築、来日学生に対する資金支援の在り方などについて意見交換がなされました。また、大学間の基本合意書(MOU)の締結を見据え、学部横断的な学生交流の促進や博士課程における共同指導・研究滞在機会の創出についても前向きな議論が行われました。本訪問を契機に、両大学の全学での交流拡大が期待されます。


     バフティヤール・サブデナリエフ学長(写真左)と野出孝一学長(写真右)
 
         懇談の様子           バフティヤール・サブデナリエフ学長(写真右)
                             モルダムラトフ副学長(写真左) 

                   記念撮影の様子

 

【本件に関する問い合わせ先】
  佐賀大学 学術研究部 研究推進課国際企画室(矢田・北島)   
   TEL: 0952-28-8166  Email:  kokusai@mail.admin.saga-u.ac.jp 

 

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