唐津市とコスメティック構想に関する連携協定を締結
佐賀大学と唐津市は、2025年3月31日(月)に「唐津市と国立大学法人佐賀大学との化粧品科学に関する連携協定書」を取り交わしました。この協定は、佐賀大学が令和8年4月に設置予定の「コスメティックサイエンス学環(仮称)」を基盤に、地域の産業振興と美容・健康産業の集積地を目指す「唐津コスメティック構想」を推進することを目的としています。
協定の締結式は、唐津市役所で行われ、佐賀大学の兒玉学長と唐津市の峰市長が署名を行いました。締結式には、唐津市からは副市長の脇山行人氏や経済部長の八島大三氏、佐賀大学からは理事(企画・将来計画担当)・副学長の大島一里氏や初代学環長予定者の鯉川雅之教授が出席しました。
この協定により、佐賀大学と唐津市は、地域社会と大学の連携を一層強化し、地域の産業振興や人材育成に取り組むことを目指します。具体的には、佐賀大学が提供する最新の研究成果を地域企業に還元し、技術革新を促進することで、地域経済の活性化と持続可能な成長に寄与することが期待されています。
佐賀大学は、平成30年に唐津キャンパスをコスメ及びヘルス関連プロジェクトの拠点として整備し、教育・研究を推進してきました。令和3年には佐賀県と共同で化粧品科学共同研究講座を設置しました。
今後、コスメティックサイエンス学環(仮称)の設置により、地元企業との連携が強化され、最新の研究成果を地域企業に還元し、技術革新を促進することが可能となります。また、地域と大学が一体となって化粧品産業の発展を推進し、地域経済の活性化と持続可能な成長に寄与するため、より高い水準の品質や機能、地元由来の天然資源を活用した化粧品開発や多様な専門知識・技術を持つ人材育成を行います。
この協定により、地域の若者に高度な専門知識と技術を提供し、将来の産業リーダーを育成する役割を果たすことが期待されています。これにより、地域の雇用機会が増加し、若者の地元定着が促進されることが見込まれています。
佐賀大学 兒玉浩明 学長(左)と唐津市 峰達郎 市長(右)