武雄市文化財調査報告書第54集「武雄のやきもの」の発刊 佐賀大学肥前セラミック研究センターが研究事例を分担執筆

【概要】

 2025年7月、佐賀県武雄市が所有する出土遺物(主に陶磁器片)の再整理・調査研究事例が “武雄市文化財調査報告書 第54集「武雄のやきもの」”として武雄市教育委員会から発刊されました。

 “第4章「武雄のやきもの」の研究事例”では、武雄市から依頼を受けた名護屋城博物館元館長東中川忠美氏、九州陶磁文化館名誉館長大橋康二氏、同館長鈴田由紀夫氏とともに佐賀大学肥前セラミック研究センターの一ノ瀬弘道特任教授と矢田光徳教授が分担執筆しました。

 肥前セラミック研究センターの研究成果として、1600年代に伊万里(有田)焼と並んで隆盛した武雄系唐津の大きな特徴である白化粧へ武雄市内の陶石が利用されたのではないかという仮説について科学的検証を行いその妥当性を示しました。

報告書名:武雄市文化財調査報告書 第54集「武雄のやきもの」
(市内出土遺物再整理事業成果報告書)
 発行者: 武雄市教育委員会

【本件に関する問い合わせ先】
 佐賀大学 肥前セラミック研究センター 
  特任教授 一ノ瀬弘道
  〒844-0013 佐賀県西松浦郡有田町大野乙2441-1(有田キャンパス)
  Tel.:0955-29-8888(代表)、E-mail:ichi@cc.saga-u.ac.jp

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