【概要】
　佐賀大学の坂本麻衣子副学長は2025年11月3日、中国・杭州の浙江理工大学の姚菊明副学長を表敬訪問しました。

　今回の訪問は、10月1日に就任した野出孝一新学長の体制を報告するとともに、前日の11月2日に開催された「海外ホームカミングデーin 上海」への協力に対する謝意を伝える目的で訪問したものです。本訪問には、中国同窓会会長の唐暁武氏（浙江大学）および劉海強氏（浙江理工大学）も同席されました。

　両大学は2004年9月の交流協定締結以来、研究者および学生の活発な交流を続けています。本年8月には、本学理工学部の小島昌一教授の研究室が、浙江理工大学から20名の学生を約1か月間受け入れるなど、学生交流はいっそう活発化しています。

　坂本副学長は、野出新学長が掲げる「実践智で未来を拓く」というビジョンを紹介し、その実現に向けて、国際頭脳循環の推進や学生派遣と留学生増加・留学生の国内定着を推進していくことなども紹介しました。
　これに対し姚副学長から、従来の交流分野に加えて他分野への交流拡大の希望など今後の協力深化への意欲が示され、両大学が連携強化を図ってゆくことを確認しました。

　表敬後、一行は同大学の強みの一つである伝統や歴史を紹介する「シルク博物館」や、同大学卒業生の王興興氏が創業し世界のロボット業界を牽引するロボット・ベンチャー企業の一つであるUnitree Robotics との共同実験室などを視察しました。

視察では、今世界的話題になっている最新型二足歩行ロボットのデモンストレーションが披露され、当大学の研究力や産学連携の推進力に深い感銘を受けました。

　今回の訪問は、長年続く友好関係を基盤にそれを発展させ、両大学の新たな協力分野の可能性を拓く契機となりました。

　　　　　　坂本麻衣子副学長と姚菊明副学長

　　　　　　　　　　　　集合写真

　　　　　　　　　　シルク博物館にて
　
　　　　　　　　　　　　ロボット見学

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