カメルーン農業・農村開発省一行が佐賀大学学長を表敬訪問 ~農業分野における研究交流と人材育成のさらなる発展に向けて意見交換~

【概要】
令和8年10月22日(木)、JICA(独立行政法人国際協力機構)の研修のため来日されたカメルーン共和国農業・農村開発省(MINADER)の一行による学長表敬訪問が行われました。表敬訪問には、MINADERのBITOTO ESSOLA Curcovick第2監察官、ZE-NKPWANG BERTIN Reginaldコメ振興プロジェクトコーディネーター、BEGUIMA ZOULDE Mireille 調査・計画・協力局調査官及びJICAの惣慶 嘉専門家が出席されました。

記念品交換の様子:左 BITOTO ESSOLA Curcovick第2監察官、右 野出 孝一学長
本学からは、野出 孝一学長、青木 茂久理事(研究・社会連携担当)、坂本 麻衣子副学長(国際担当)、農学部の田中 宗浩副学部長、藤田 大輔教授、德本 家康准教授が出席しました。
表敬訪問では、坂本副学長の進行のもと、野出学長による歓迎挨拶、カメルーン農業・農村開発省のBITOTO第2監察官による挨拶が行われました。続いて、今回の研修を担当する德本准教授と惣慶専門家から、カメルーンにおける稲作振興協力の経緯と今回の研修の概要について説明が行われました。その後、カメルーンにおける持続的なコメ生産の実現や熱帯雨林地域における土壌管理・輪作体系、研修・人材育成を通じた協力のほか、MINADER、JICA、本学の今後の連携について意見が交わされました。
農学部では、これまで佐賀県農業試験研究センター、JA佐賀等と連携し、カメルーン農業・農村開発省幹部等を対象とする国別研修を実施してきました。また、2016年以降、同学部の教員や学生が、JICA短期専門家・インターンシップ生として現地活動に参画するなど、研究・教育・国際協力を通じてカメルーンとの交流を重ねてきました。
本学は2026年3月にJICA九州と連携覚書を締結しており、教育・研究、国際協力など様々な機会を通じて、JICAとの連携を一層深めていきたいと考えています。今回のカメルーン研修も、こうした連携のもと、本学が蓄積してきた農学分野の知見を国際協力や人材育成につなげる取組の一つです。
今回の研修では、佐賀大学・佐賀地域の知見を生かし、カメルーンの地域条件に適した輪作・土壌管理を設計・普及する視点を学ぶことを目的としており、本学では、カメルーンにおける稲作研究や、熱帯雨林地域における輪作体系・土壌管理に関する講義等が行われました。
当日の意見交換では、佐賀地域における水資源の有効利用や輪作体系の知見を踏まえ、カメルーンの地域条件に応じた水利用・灌漑の可能性や、土壌データの活用、データサイエンスや農業経済を含めた幅広い連携について議論が行われました。また、カメルーン側からは、農業・農村開発省の研究者・行政官を対象とした研修や研究滞在、学生・研究者の相互交流など、今後の人材育成・交流への期待が示されました。

意見交換の様子
今回の表敬訪問を契機として、これまでJICA事業を通じて培ってきた協力を基盤に、農業分野を中心とした研究交流や人材育成のさらなる発展につながることが期待されます。

記念撮影の様子:前列左から3番目 BITOTO第2監察官、前列右から3番目 野出学長
【本件に関する問い合わせ先】
佐賀大学 学術研究部 研究推進課国際企画室(矢田・黒岩)
TEL: 0952-28-8166 Email: kokusai@mail.admin.saga-u.ac.jp


