理工学専攻機械・電気エネルギー工学コースの大学院生が第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞
【概要】
理工学専攻機械・電気エネルギー工学コース博士後期課程3年のMuhamad Mustofaさんが、第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。本賞は、応用物理学会学術講演会で優れた一般講演論文を発表した若手会員の中から、全体の約1%のみが選出される、非常に栄誉ある賞です。
【本文】
理工学専攻機械・電気エネルギー工学コース博士後期課程3年のMuhamad Mustofaさんが、2025年3月14日(金)~17日(月)に東京理科大学野田キャンパスで開催された第72回応用物理学会春季学術講演会での発表に対して、第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。
本賞は、春秋の応用物理学会学術講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した若手会員の功績を称えることを目的に設けられたものです。一般口頭講演は約3,500件あり、そのうちわずか約1%のみが選出される大変栄誉ある賞であり、その受賞は極めて困難です。若手研究者にとっては非常に大きな名誉であり、今回の受賞者数は35名でした。
Mustofaさんは、中間バンド型太陽電池のホスト材料であるZnTeのp型伝導制御と太陽電池への応用に関する最新の研究成果について発表し、高く評価された結果、今回の受賞に至りました。なお、2025年9月に開催される第86回応用物理学会秋季学術講演会にて、受賞記念講演を行う予定です。今後益々の活躍が期待されます。
○第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞
理工学専攻機械・電気エネルギー工学コース博士後期課程3年 Muhamad Mustofaさん
(指導教員:田中 徹 教授)
題 目:Improved photovoltaic properties of ZnTe-based solar cells through Al diffusion in high-quality P-doped ZnTe layers using a cracked Zn3P2 dopant source by MBE
(分子線エピタキシー法による解離Zn3P2ドーパント源を用いた高品質PドープZnTe層へのAl
拡散によるZnTe太陽電池の光起電力特性の改善)
著 者: Muhamad Mustofa, Katsuhiko Saito, Qixin Guo, Tooru Tanaka
参 考:第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞受賞者の一覧
https://www.jsap.or.jp/young-scientist-presentation-award/recipients58
【本件に関するお問い合わせ先】
佐賀大学理工学部総務
電話 0952-28-8513