佐賀大学の教育に関するステークホルダーとの意見交換を実施しました

 佐賀大学では、2030年に向けて取り組むべき目標を定めた「佐賀大学のこれから-ビジョン2030-」において、「地域社会の期待に応える人材を輩出する」ことを目標に掲げ、様々な教育プログラムを学生に提供しています。同時に、佐賀大学の教育に関する情報や成果をステークホルダーの皆様に分かりやすく発信するとともに、ステークホルダーの皆様からフィードバックを頂戴し、その評価やニーズを教育に反映するという一連の教育改善サイクルに取り組んでいます。

 今回はその取組の一環として、2024年6月25日(火)に実施された「サガHR交流会」において、佐賀大学の教育の取組や成果を報告し、今後の教育のあり方に関する意見交換を実施しました。サガHR交流会は、佐賀県内に本社や事業所を置く企業・自治体等で構成されており、主に各企業・自治体の人事担当者が参加しています。

 教育の取組に関する報告では、「実社会との接点を意識した教育を通じ、専門知識だけでなく幅広い教養と社会で生き抜く実践力を身に付ける」という佐賀大学の教育の方向性や、具体的な教育プログラム、地域連携教育の事例についてご報告しました。続いて、佐賀大学が2023年に開設した特設Webサイト「そのサガ見える」より、データから見える佐賀大学生の4年間の成長の軌跡、強みや課題、教育の成果、企業からの評価などをご報告し、意見交換を行いました。

 

 本会にご参加いただいた皆様には、意見交換やアンケートを通じ、「佐賀大学の教育の方向性や教育内容は、ステークホルダーの皆様のニーズや期待にどの程度応えられているのか?」というテーマでご意見・評価をいただきました。教育の方向性や教育内容全般については、高い評価をいただき、「佐賀大学の卒業生は知識、技能、考え方など全体的なバランスがよく、殆どのことが良好に行える印象がある」、「働くうえで重要である自発性や課題発見・解決力、協調性やチャレンジ精神を育てる教育に引き続き取り組んでほしい」といったご意見を頂戴しました。

 一方で、佐賀大学の教育に関する情報発信については、ある程度高い評価をいただきつつも、「より深い情報を知りたいと思っても、求める情報へアクセスするまでの導線が複雑である」、「量・質ともに、もっと増やしていってほしい」といったご意見を頂戴しました。その他、「実社会との接点を意識した教育」の連携アイデアや、産学官連携の障壁となる事柄についてたくさんのご意見をいただきました。

 本会を通じていただいたご意見を教育改善に取り入れ、「地域社会の期待に応える人材を輩出する」という佐賀大学の責任を果たしてまいりたいと思います。佐賀大学では、今後もステークホルダー(企業、自治体、保護者、学生等)の皆様との交流を通して、ステークホルダーのニーズにマッチする教育の展開とブラッシュアップに取り組んでいきます。

 

【佐賀大学が目指すこと】
 佐賀大学は、ステークホルダー(地域企業、自治体、保護者、学生等)の皆様との対話に基づくエンゲージメント構築を目指しています。大学におけるステークホルダーとのエンゲージメントとは、「主体的に深い対話や共創などを通じた強い関与を持つことで、多面的にそれぞれのステークホルダーに対して責任を果たし、相互理解を得、互恵的に協働していくこと」と定義されます。私たちは、「地域社会の期待に応える人材の輩出」を佐賀大学の責任の1つと捉え、ステークホルダーの皆様との互恵的な協働を実現し、より良い教育を学生に提供すべく取り組んでまいります。

 

【本件に関する問い合わせ先】
 佐賀大学教育企画課教育企画担当
 Mail:kyomu-ki@mail.admin.saga-u.ac.jp

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