公正な研究活動の推進に関するFD講演会

 佐賀大学は,11月14日,梶田隆章氏(東京大学宇宙線研究所長)を講師に招き,「公正な研究活動の推進に関するFD講演会」を本庄キャンパスで開催しました。

 この講演会は,大学における公正な研究の環境整備に取り組むため,研究倫理教育の一環として毎年行われているもので,今年度は,「研究活動の楽しさ・素晴らしさ」という点に重きを置き,第一線の研究者の講演を聞くことで本学教職員に「研究」に対する高い向上心を持ってもらい研究不正を未然に防ぐことを目的に開催し,佐賀大学執行部や学部長(研究倫理教育責任者)をはじめ200名あまりの教職員及び学生の参加がありました。

 講演会では,梶田氏より「神岡でのニュートリノ研究」と題して,カミオカンデの建設から太陽ニュートリノの観測,スーパーカミオカンデの稼働や当時の研究環境について貴重な写真も交えて具体的に説明がありました。

 「ニュートリノ振動」について専門的な解説を交えた講演が行われ,参加した教職員及び学生は熱心に傾聴した。質疑応答では,教職員や学生からの質問に対して,具体的な解説や温かいメッセージをいただき,本学教職員等の研究意識を向上させる大変有意義な講演会となりました。

 

 

講演を行う梶田氏

 

会場の様子

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