佐賀大学医学部が、アトピー性皮膚炎の治療薬開発を目指して、 1,000万円を目標にクラウドファンディングを開始します -アトピー性皮膚炎の痒みを改善するのに最も適した化合物を見出す研究を実施-

佐賀大学医学部(所在地:佐賀県佐賀市、医学部長:末岡 榮三朗)は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、「アトピー性皮膚炎|痒みの仕組みの解明と、治療薬の開発研究にご支援を」を公開しました。アトピー性皮膚炎の新たな治療薬開発を目指し、「痒みの仕組み」の解明と、痒みを改善するのに最も適した化合物を見出す研究のための資金を募ります。1,000万円を目標に、2023年9月19日(火)から11月17日(金)まで寄付を募ります。
 (プロジェクトURL:https://readyfor.jp/projects/atopicdermatitis2023

 

 

アトピー性皮膚炎の患者にとって「痒み」は重要な問題であり、大きな悩みです。治療ではステロイド外用薬が基本ですが、重症だとこれだけでは痒みのコントロールが困難な場合があります。佐賀大学医学部 副医学部長 分子生命科学講座分子医化学分野 出原賢治教授は、アトピー性皮膚炎の皮膚組織では「ペリオスチン」が大量に作られ、痒みを感じる知覚神経上の「インテグリン」に結合すると、痒みの刺激が大脳に伝わることを突き止めました。このことから、ペリオスチンとインテグリンとの結合を阻害する化合物を見いだせれば「痒みを改善」できると考えられます。本プロジェクトでは、アトピー性皮膚炎の新たな治療薬開発を目指し、「痒みの仕組み」を明らかにし、痒みを改善するのに最も適した化合物を見出す研究を進めるための費用を募ります。

 

クラウドファンディングプロジェクト概要
・タイトル「アトピー性皮膚炎|痒みの仕組みの解明と、治療薬の開発研究にご支援を」
・URL:https://readyfor.jp/projects/atopicdermatitis2023
・目標金額:1,000万円
・募集期間:2023年2023年9月19日(火)~11月17日(金)23時  59日間
・資金使途:研究実施に必要な人件費、消耗品代、管理運営経費など
・形式:寄付金控除型 / All or Nothing形式
※All or Nothing形式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。
・リターン:2,000円~1,000,000円まで計7コース。
「ホームページにお名前掲載」「佐賀大学 出原によるアトピー性皮膚炎に関するオンライン講座参加権」「佐賀大学の研究室内部を佐賀大学 出原がご案内」など

 

佐賀大学医学部とは
医及び看護の実践とその科学的創造形成の過程を通じて医学及び看護学の知識技術並びに医師又は看護職者たるにふさわしい態度を習得し、かつ、これらを生涯にわたって創造発展させることのできる人材を養成することを目的とし、もって医学及び看護学の水準及び地域医療の向上に寄与することを使命としています。基本理念は、医学部に課せられた教育・研究・診療の三つの使命を一体として推進することによって、社会の要請に応えうる良き医療人を育成し、もって医学・看護学の発展及び地域包括医療の向上に寄与することとしています。

 

【本件に関する問い合わせ先】
 <研究について>
 研究代表者:出原 賢治
 email: kizuhara@cc.saga-u.ac.jp

 <広報に関すること>
 佐賀大学広報室
 TEL: 0952-28-8153 FAX: 0952-28-8921
 email: sagakoho@mail.admin.saga-u.ac.jp

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